手作りコロッケを作るときに面倒なのが、具を丸めることと油で揚げること。また、油で揚げるとなると、カロリーも気になるところです。そんなコロッケのデメリットを解決するのが「スコップコロッケ」。
スコップコロッケは、成形不要の揚げないコロッケです。油をほとんど使わないので、揚げものが苦手な人にオススメです。2015年8月下旬にレシピサイト「クックパッド」にレシピが投稿されたのをきっかけに、”2016年に流行るメニュー”として注目されています。
スコップで掘るように、スプーンですくって食べるこのコロッケをさっそく作ってみました!
マッシュポテトの素を使って手抜きしてみよう
スコップコロッケに使う基本の材料は、じゃがいも、玉ねぎ、挽き肉(今回は合い挽き肉を使用)、パン粉、牛乳のみ。
<材料>(2人分)
マッシュポテトの素 150g
玉ねぎ 1/2個
ひき肉 150g
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
みりん 大さじ1
豆乳か牛乳 200ml程度
パン粉 30g前後
オリーブ油 適量
本来はじゃがいもを茹でたり、レンジで温めるのですが、今回はマッシュポテトの素を使ってみました。
フレーク状になったじゃがいもにお湯を加えるだけでマッシュポテトが完成するので、とにかくラクチン! 通常はお湯を加えるのですが、今回は温めた豆乳を使ってみました。豆乳を少し加えては混ぜる、という動作を繰り返しましょう。
続いて、パン粉をフライパンで油を引かずに乾煎りします。
こうすることで香ばしさがアップするので、面倒がって省略してはいけません。
それが済んだら、フライパンに分量外の油を引き、みじん切りにした玉ねぎを入れて炒めましょう。
玉ねぎが半透明になったら挽き肉を入れ、塩、こしょう、みりんを入れて味付けします。
ここでしっかりめに味付けしたほうが、ごはんのおかずとしては合いそうです。
火が通ったら、先に作ったマッシュポテトに炒めた玉ねぎと挽き肉を肉汁ごと加えます。
これでコロッケの具が完成!
パン粉をかけて焼けば完成
具を耐熱皿に平らに盛り、上から乾煎りしたパン粉をかけます。
さっくりさせるには、この上からオリーブオイルを回しかけましょう。
あとは、オーブンもしくはトースターで焼き色が付くまで加熱します。今回は電子レンジの「グリル機能」を使用しましたが、基本的には焦げ目を付けるための加熱なので、魚焼きコンロでも良さそうです。
お、おいしそう!
約7分の加熱でこうなりました。あまり加熱しすぎるとパン粉が焦げてしまうので、少しずつ様子を見ながら加熱を追加したほうが安心です。
衣感は少ないものの味わいは完全にコロッケ!
さっそくアツアツのスコップコロッケを実食。
コロッケの衣ほどはサクサクしていませんが、揚げものの衣のような香りや風味はあります。実は今回、最後にオリーブオイルをかけ忘れたので、完全にノンフライの衣なんです。サクサク感が足りないのはそのせいかもしれません。
とはいえ、味は当然ながらコロッケそのもの。コロッケ特有のほんのり甘みを感じるじゃがいもが食欲をそそりますね。ひと堀り、ふた堀りと、コロッケをすくう手が止まらない!
玉ねぎと挽き肉を炒めたものを小分けにして冷凍しておけば、マッシュポテトの素を使って、食べたいときに食べたい分だけできたてのコロッケが手軽に楽しめます。ごはんのおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみや夜食にしても良さそうです。
使う具次第でバリエーションが増やせる
今回はシンプルにじゃがいも、玉ねぎ、挽き肉のみで作りましたが、具にチーズを混ぜ込んだり、余った肉じゃがを使うのもアリ。ベースに里芋を使って、ねっとりもっちりした食感を楽しむというアレンジレシピも登場しています。
途中で味に飽きてきたら、ケチャップやソースをかけながら食べましょう。
コロッケで手抜きした分、フレッシュトマトを使ったトマトソースなど、いろんなソースを作ってもいいかもしれません。
少ない材料で簡単に作れるスコップコロッケ。大皿で作れば大人も子どもも喜ぶパーティメニューになるので、いろんなシーンで作ってみましょう!
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(文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
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