■スペックは近いが、コンセプトが異なる
まずは、基本スペックの違いを押さえておきましょう。
▼Surface Duo 2
[プロセッサー]Snapdragon 888 5G
[RAM(メモリ)]8GB
[ストレージ]128GB、256GB、512GB
[ディスプレイ]5.8インチ(1344×1892ドット)有機EL ×2画面
[アウトカメラ]広角(1200万画素/F1.7)+望遠(1200万画素/F2.4)+超広角(1600万画素/F2.2)
[インカメラ]1200万画素/F2.0
[バッテリー容量]4449mAh
[閉じた時のサイズ]145.2×92.1×11.0mm
[開いた時のサイズ]145.2×184.5×5.50mm
[重さ]284g
▼Galaxy Z Fold3 5G
[プロセッサー]Snapdragon 888 5G
[RAM(メモリ)]12GB
[ストレージ]256GB
[メインディスプレイ]約7.6インチ(2208×1768ドット)有機EL
[サブディスプレイ]約6.2インチ(2268×832ドット)有機EL
[アウトカメラ]広角(約1200万画素/F1.8)+超広角(約1200万画素/F2.2)+望遠(約1200万画素/F2.4)
[インカメラ]約400万画素/F1.8
[カバーカメラ]約1000万画素/F2.2
[バッテリー容量]4400mAh
[閉じた時のサイズ]約158×67×14.4mm
[開いた時のサイズ]約158×128×6.4mm
[重さ]約272g
Surface Duo 2は、開くと2画面が現れる仕組みで、折りたたむと画面が隠れます。画面が見えるように反対向きに折りたたむこともできますが、片手では操作しづらく、スマホというより “折りたためるタブレット” といった印象です。
一方、Galaxy Z Fold3 5Gは、折りたたみ時の横幅は67mmで、サブディスプレイがあり、片手でも操作できることが利点。おサイフケータイにも対応し、“折りたたむとスマホ、開くとタブレット” という趣向の端末です。
■Galaxyはウェブページが大画面に最適化されて表示
まずは、フルスクリーン表示でのWebの見やすさを比べてみました。
Surface Duo 2は独立したふたつの画面を搭載しているので、左右に開いてフルスクリーン表示にすると、中央で分断されてしまいます。しかし、本体を横向きにして上下に開いて表示すると、分断はさほど気にならず、実質8.3インチの広い画面でWebページを閲覧できます。
Galaxy Z Fold3 5Gは、フレキシブルディスプレイを搭載し、折り曲がる部分の凹みも気になりません。画面サイズは約7.6インチで、Surface Duo 2よりもひと回り小さいのですが、ベゼルが細く、画面占有率が高いことが特徴。また、多くのWebページはGalaxy Z Fold3 5Gの画面に最適化されるので、縦向きでも横向きでも見やすく感じました。