さてこのバッグ、ヘリノックスらしく大量にウェビングが施されており、カラビナなどを使ってさまざまなものをフッキングできるようになっています。前面の中央にはモールシステムを拡張できるようにコンテナがくっつけられる仕様。
で、これで何をしようかと考えたんですが、とにかく暖かくなってきたので近所の公園にでも行ってコーヒーでも飲もうかなと。「これひとつでピクニック」的なことをやってきました。
中にはテーブル、やかん、ガスバーナー、コーヒー道具というシンプルなセット。でここからどうするかというと、バッグ内側のフックを外していきます。持ち手の付け根に合計で4つあり、簡単に外せます。
はい、バッグを開けば、こんな感じに。広げるとL86×W119×H2cm、トートバッグ時はW47×D14×H36cmというサイズ感。何も置かなければ大人がふたり座るのにちょうどいい大きさ。ソロならゆったりと使えるでしょう。
とにかくコーヒーを淹れつつ、春の風を感じます。なかなかの収納力を持っており、割と大きめのソロテーブルもらくらく入るのがいい。しかも取っ手がかなり頑丈なようで、少しくらいの重さにはビクともしません。これガジェット入れとしてもキャンプで重宝しそう。小さめのポータブル電源なら持っていけます。
■壁掛けとして使うとアウトドア道具が映える
さらに「タクティカル フォールディングトート」が面白いのは、ぶら下げると道具を引っ掛ける壁掛けモールシステムにできること。完全に展開すると左右のバランスが難しいので、木などに吊り下げるなら半折りか3分の1にたたんで引っ掛けるほうが使いやすいです。
残念ながらモジュールを持っていないため拡張できなかったとはいえ、キャンプでは食器などのキッチン系アイテムからLEDライトなどを挿しておけば手に取りやすく便利。
で、結構落ち着いているのがインドアで使う方法。3つ折りにして壁などに掛ければ趣味のアイテムをいっぱいディスプレイできます。ヘリノックスらしい無骨なモールシステムのおかげで、釣り道具やら時計やらナイフやら、なんでも気に入ったものを差すだけでなんとなく秘密基地感が出る…。
ただ取っ手が頑丈とはいえ、ぶら下げ時はそこまでの耐荷重はなさそうな雰囲気。あまり重い物を下げて倒れてくると危ないので、ちょっとそこらへんは考えて使いましょう。
* * *
さすがアウトドアを知り尽くした感のあるヘリノックスらしいトートバッグ。ちなみにマットとして使う場合、モール部分が下になるため、地面が芝生の場合は枯れ草まみれになりますので、部屋で使う際はよく払い落としたほうがいいでしょう。さらにキャンプで使った場合も焚き火臭がすごいので、そこもお忘れなく!
<取材・文/三宅隆(&GP)>
フォールディングトート
トートバッグ:W47×D14×H36cm
重量●1256g
素材●ポリエステル
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