見た目もいいですが、やはり気になるのは「Robin」の核心たるクラウドサービスとの連携。Robinには「スマートストレージ機能」というものが搭載されています。
データの自動バックアップと本体使用容量の削減を同時に行える機能で、最初からRobinに組み込まれています。ユーザーは、別途アプリなどのインストールを行うことなく、スマートストレージ機能をすぐに利用できます。
「Robin」のセットアップは、通常のAndroid端末を設定する際と変わらず、非常にシンプル! 自身のGoogleアカウントを追加すると同時に、Nextbitアカウントも自動的に作成されるでの安心です。
この「スマートストレージ機能」、ふたつの大きな役割があります。
1.写真データの自動バックアップと本体内使用容量の削減
iPhoneでも、iCloudを利用することで写真のバックアップは行えますが、基本的に操作は手動であり、また本体内データの圧縮も行えません。
これに対しRobinでは、オリジナルの写真データ(13Mサイズ/4160×3120)は無料の専用クラウドストレージ(100GB)に自動で保存されます。同時に本体内の写真を縮小(3Mサイズ/2048×1536)し、本体内使用容量を節約します。
クラウドに保存された写真をライブラリから開くと、自動的にクラウドからのリストアが開始されます。
だからユーザーは、写真が本体にあるのかクラウドにあるのかということを意識する必要はありません。
2.アプリやアプリデータの自動バックアップと本体内使用容量の圧縮削減
本体容量が限界に近づくと、使用頻度の低いアプリを自動的に判断し、アプリとアプリデータをクラウドストレージへと移動させます。
移動が完了したアプリは、本体から削除された状態と同じようになり、本体の使用容量はほぼゼロに。これで本体の容量を節約します。頻繁に使用しないアプリでも、本体内に保存し続けたい場合は、アプリを「ピン止め」してクラウドに移動させない機能も用意されています。
クラウドストレージに移動したアプリは、グレーアウトした状態で表示されます(上の5つ)。写真データと同様に、アイコンをワンタップするだけでアプリおよびアプリデータを本体内に完全復元が可能です。