■なで肩でもずれない安定感
お試し初日は、展示会回りやリサーチで荷物の多い日。だから背負い心地を確認するにはぴったりです。
背負ってみてまず感じたのは、背負い心地が抜群にいいこと。そして、チェストストラップがなくても肩から滑り落ちない。
実はなで肩&巻き肩なので、長時間バックパックを背負う時はチェストストラップをしないとハーネスが肩から落ちてしまうんです。でも「ポーター センシズ」のバックパックはまったく問題なし。しかもハーネスが肩に食い込まないので、ストレスが少ない!
ハーネスの内側を見てください。背負った時に圧力のかかりやすい外側にαGELが付けられています。αGELは、ビルの6階に相当する地上18mから落とした生卵を、厚さわずか2cmのシートで割らずに受け止められる衝撃吸収性に優れた素材です。そんなαGELが圧力を分散してくれるおかげで、ショルダーハーネスが肩に食い込まない。いつもなら外回りをした日は肩と腰がバキバキになるんですが、この日は普通に歩き疲れたぐらいで済んだのには驚かされました。
打ち合わせもあった別の日は、ジャケットのセットアップスタイル。
フラップと外付けポケットのあるカジュアルなデザインですが、深くマットなブラックのカラーリングと光沢感のあるナイロン素材は、ビジネスシーンにも合わせやすい上品さもあります。オンオフどちらでも使いやすいのも魅力です。
ただ、この日は20℃を超える暑さ。ジャケットだと暑い…。そんな時はバッグの底面の“スリングバインダー”が活躍してくれます。洋服や身の回りのものを簡易的に固定して持ち運べるので、脱いだジャケットで片手が塞がることなく快適に移動。
バックルを起こしてストラップを引っ張るだけで、緩めたり締めたりできるので、慣れてきたら背負ったままでも引っ掛けられます。
しかもストラップには金具が付いているので、使っていない時にだらっと垂れてだらしなくなることもなし。細かいところまでユーザー目線の配慮がされているところはさすがです。
そしてバッグ本体に馴染むマットブラックの“匂い袋”が付属しています。
ふとした時に“白檀(サンダルウッド)”を主成分とした天然由来の香りをふわっと感じ、なんだか安らぎます。