■抜群の収納力とストレス軽減の工夫が詰まったディテール
メイン収納部にフラップのポケット、サイドポケット、フロントポケットと収納力にも優れた「ポーター センシズ」のバックパックですが、背負い心地や香りだけでなく、荷物の出し入れにもストレス軽減の工夫が施されています。
一番の特徴はなんといっても両側サイドポケットの“クイックプル”。紐に指を引っ掛けて引っ張るだけでポケットを開けられます。この“クイックプル”、電車内で前抱えしている時にすごくありがたさを感じました。
また、サイドポケットには“ブラックホール”のような魔法のポケットが採用されています。
内側にタックを取ることで外側に膨らまないようにするポーター独自の設計で、これによりペットボトルなどを入れても膨らまず、バッグのフォルムが崩れないようになっています。スタイリッシュさがキープされるのは、ビジネスシーンでは助かりますね。
また、個人的に重宝したのがサイドファスナーです。フラップを開けることなくメイン収納部に直接アクセスできるので、スムーズにPCの出し入れができるのはうれしいポイント。PCスペースは上からでも横からでも出し入れできるようになっています。
メイン収納部はPCスペース以外にはポケットのないシンプル設計。開口部は巾着状になっていて開けるため、荷物の出し入れもしやすい! 1泊2日の旅行や出張などでも使いやすそう。
フラップ部分のポケットは財布にイヤホン、名刺入れ、スマホを入れても余裕の大きさ。出し入れが頻繁でサッとすぐに取り出したいものを入れておくスペースとして重宝します。
フロントポケットにはメガネケースやペンケースなどの長めの小物を入れるスペースとして使っていました。ふたつあるので、アイテムごとに分けて収納できるのが地味にいい。
背負った時の右側サイドポケットにはファスナー付きの小ポケットが付いています。マチ幅のない薄いポケットで、モバイルバッテリー入れとして重宝していました。
* * *
普段使っているのは、背負い心地に定評のあるアウトドアブランドのバックパックなんですが、「ポーター センシズ バックパック」は同じ荷物を入れても軽く背負える感じがしました。チェストストラップやウエストハーネスがないことを感じさせない安定感は、ちょっと他にはない快適さです。αGELという機能性素材をバッグのハーネスに採用するところに、実用性を伴ったポーターらしい革新さを感じます。
“五感を刺激し、ポジティブな気持ちになれるバッグ”というコンセプト通りに、さまざまな工夫が詰まったバックパック。近頃はネットでポチってしまうことも多いですが、このストレスフリーさ、ぜひ一度店頭で体験してみてはいかがでしょうか?
>> ポーター
<取材・文/宇田川雄一>
宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。
【関連記事】
◆使いやすいレインカバー付き!BACHのリュックは自転車通勤用にピッタリ!
◆新生活に取り入れたい!本のように開くポーチを使った小物収納術
◆小さすぎず大きすぎず!カメラ散歩にちょうどいい収納力でおしゃれって最高かも