■ちょっと失敗しても、それも“味”!
キットには、ハンマーの持ち手を覆うカバーとストラップが付いていて、素材はイタリア製の牛革(フルベジタブルタンニングレザー)。レザーだから使い込むほどに変化し、傷がついても味になる。いいよね本革。
しかもこのキット、ハサミとプラスドライバーがあれば作れます。理想的。
ここからは、作業工程を一気にご紹介。LEATHACTのサイトにある写真付きの手順どおりにしていったら、約1時間で完成しました。途中、少々苦戦したところもありますが、それも含めてレザークラフトって楽しい!
型紙作って革を切ったわけでもなく、糸を選んだわけでもなく、ただただ指示通りに針仕事しただけなのに、なんだろうこのやってやったぞ感は。
握ってみるとオイルドレザーの質感が手に伝わり、カバーがない時と比べてグリップ力が格段に上がります。完成してみると、ちょっとセンターからズレた縫い目や最初の部分の雑さも、アリだと思ってしまうのは親の贔屓目なんでしょうか。
「アルティメットハンマー」のハンドル形状ゆえに、カバーがすっぽ抜ける心配はなし。ストラップの金具とハンドルの木が当たった時の音もなんだか心地良く、ますます長く使っていこうという気持ちになります。
ちなみにこの自作キット、レザーは10色から選べます。今回選んだのはブラウン。そして「アルティメットハンマー」も、ヘッドの素材と塗装の違いで4種類あるので、ハンマーの色に合わせるも良し、好みの色を選ぶも良し、自分だけのペグハンマーを作れます。
今回はほぼクラフトしてないけれど、それでもこれだけの満足感を得られるとは予想外でした。うーむ、これは道具そろえていろいろやってみたくなる。レザークラフト、かなり楽しい。そしてキャンプギアのプチカスタムも、自分だけの道具感が増して楽しいですよ。
>> LEATHACT
<文/円道秀和(&GP)>
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