ペグハンマーをレザーカバーでプチカスタム!愛着度と自己満足感ハンパないです!

■ちょっと失敗しても、それも“味”!

キットには、ハンマーの持ち手を覆うカバーとストラップが付いていて、素材はイタリア製の牛革(フルベジタブルタンニングレザー)。レザーだから使い込むほどに変化し、傷がついても味になる。いいよね本革。

しかもこのキット、ハサミとプラスドライバーがあれば作れます。理想的。

ここからは、作業工程を一気にご紹介。LEATHACTのサイトにある写真付きの手順どおりにしていったら、約1時間で完成しました。途中、少々苦戦したところもありますが、それも含めてレザークラフトって楽しい!

▲手作り感あふれる紙をハンドル背に貼り付け。レザーカバーの位置決めの目安になります

▲レザーカバーの裏側にはあらかじめ両面テープが貼り付けられているので、それらをめくります

▲カバー裏の中央にはマジックで印が付けられています。親切

▲印をハンドル背中の中央に来るようにして、最初に貼った紙に合わせるように貼り付け

▲そしてキュッとハンドルを包むように丸める。両面テープでなんとなく貼り付きます

▲付属の針に糸を通します。糸通しなんて何年ぶり? 最後にボタン付けたのいつだっけ?

▲針の穴に通した糸を貫き通す針を刺します

▲さらにもう一回針で貫く

▲そのまま引っ張ってああだこうだするとこうなりました。いやこの辺、よくわかってないんですが、こうすることで余程のことがないかぎり外れないとのこと。こちとら初心者、盲目的に従います。糸の逆側も同じように付属の針(2本付いてます)に通したら準備完了。いよいよ革に針を刺していきますよ!

▲あらかじめ開けられている穴に通していきます

▲2本の針を交互に刺します

▲刺すたびにキューッと引っ張っているはずなんですが、最初の部分が汚くなっちゃいました…。糸は予備が1本ある。一度バラしてやり直す? でも2カ所目からはいい感じだよね? なんてしばし葛藤

▲結果、これも味だよね、ということで先に進めていきます。でも最初の部分以外はめっちゃいい感じ!

▲最後の穴に糸を通したら

▲革の下で本結び。ギュッと固く縛ったら革の下に糸を押し込んで

▲レザーカバー装着完了! なにこれ、めっちゃかっこいい!

▲最後にドライバーで金具を開けて、ハンマーの穴に通したら完成!

▲微妙に曲がってる? いいんです。それも味。自分でやったってことが重要なんです

型紙作って革を切ったわけでもなく、糸を選んだわけでもなく、ただただ指示通りに針仕事しただけなのに、なんだろうこのやってやったぞ感は。

握ってみるとオイルドレザーの質感が手に伝わり、カバーがない時と比べてグリップ力が格段に上がります。完成してみると、ちょっとセンターからズレた縫い目や最初の部分の雑さも、アリだと思ってしまうのは親の贔屓目なんでしょうか。

「アルティメットハンマー」のハンドル形状ゆえに、カバーがすっぽ抜ける心配はなし。ストラップの金具とハンドルの木が当たった時の音もなんだか心地良く、ますます長く使っていこうという気持ちになります。

ちなみにこの自作キット、レザーは10色から選べます。今回選んだのはブラウン。そして「アルティメットハンマー」も、ヘッドの素材と塗装の違いで4種類あるので、ハンマーの色に合わせるも良し、好みの色を選ぶも良し、自分だけのペグハンマーを作れます。

今回はほぼクラフトしてないけれど、それでもこれだけの満足感を得られるとは予想外でした。うーむ、これは道具そろえていろいろやってみたくなる。レザークラフト、かなり楽しい。そしてキャンプギアのプチカスタムも、自分だけの道具感が増して楽しいですよ。

>> LEATHACT

<文/円道秀和(&GP)>

 

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