ここ数年、注目を集めているクラフトジン。いまや飲食店だけでなく、自宅でも気軽に楽しめるようになりました。国内でクラフトジンを作る蒸溜所も増えてきています。そんな中、世界的なスピリッツコンペティションで金賞を受賞するなど、国内外で注目を集めているのが、北海道・札幌に拠点を構える紅櫻蒸溜所です。
▲2018年、北海道初のクラフトジン蒸溜所として、札幌市南区の紅櫻公園内に設立
同蒸溜所の代表的なブランドである「9184」は、イギリスの作家であるジョージ・オーウェルの著名な小説、『1984』の作中に登場するエピソードにインスピレーションを受けて名付けられた逸品。定番銘柄「#0101」は、ジンに不可欠なジュニパーベリーをはじめ、コリアンダーやアンジェリカ、シナモン、ラベンダーなどの定番素材に加え、日高昆布や切り干し大根、干し椎茸などの「和」の素材を取り入れた個性豊かなジンとなっています。
とくに日高昆布をはじめ、素材の多くに地元・北海道産のものを使っているというこだわりよう。北海道産ならではの個性豊かな旨味や香りが楽しめるクラフトジンとして、多くの人々に愛されています。
そんな紅櫻蒸溜所がタッグを組んだのが、ジンと同様に嗜好品を展開しながら業種の異なる「JT」。JTが展開する加熱式たばこの人気モデル「Ploom X」のたばこスティックに合うオリジナルクラフトジンを紅櫻蒸溜所が開発したのです。
▲「メビウス・リッチ」と「メビウス・メンソール・コールド」の2銘柄のスティックとのマリアージュを考えて誕生
今回開発されたクラフトジンは2品。「Ploom X」のたばこスティックの主要ブランドである「メビウス」の2銘柄「メビウス・リッチ」（レギュラー）と「メビウス・メンソール・コールド」（メンソール）それぞれとのマリアージュを考えて作られたのだそう。その際のテーマの一つが「（Ploom Xの）香りと（ジンの）香りをいかに高め合うことができるか」だったと言います。
「メビウス・リッチ」×「#0715 Smoky Rich Base」
ベースとなる「9184」のアルコール度数（なんと55度！）を増やし、より辛口に。さらにウッドチップの香り付けを施し、スモーキーな風味を全面に出した一品。ジンの苦味やスモーキーさが、深みのあるリッチな味わいの「メビウス・リッチ」の芳醇さにさらなる深みを与えてくれます。
こちらのオリジナルジンに、辛味付けのための唐辛子やピンクペッパー、スパイシーなカルダモン、八角などのボタニカルを漬け込めば、自分好みのオリジナルジンを作ることも可能。お気に入りの一杯と一本で、ゆったりとした至福の「大人時間」を満喫できそうです。
「メビウス・メンソール・コールド」×「#0616 Mint Cold Base」
ペパーミント、ジュニパーベリー、カカオニブ、レモングラスなどを素材として作られたこちらのジンの特徴は、やわらかな冷涼感。キレがありメンソールならではの強い爽快感が味わえる「メビウス・メンソール・コールド」との相性は言わずもがな。ミントがメンソールの爽快感をさらに際立たせてくれます。
こちらもアプリコットやオレンジ、氷砂糖などを漬け込むことで甘みを付けたり、レモングラスやシナモンなどで香り付けするなど、自由にアレンジすることで、自分好みに仕上げることができるのは嬉しい限りです。
今回は、紅櫻蒸溜所という気鋭の蒸溜所と加熱式たばこという「ありそうでなかった」夢のコラボにより誕生したオリジナルクラフトジンをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。なお、この記事を読んで「自分もあれこれマリアージュを試してみたい」と思った方に朗報です！
2022年8月4日までの期間、会員向けWEBサイト「Ploom X CLUB」にて、上記のオリジナルクラフトジンとボタニカルの詰め合わせた「クラフトジンキット」が抽選やポイント交換で当たるプレゼントキャンペーンを実施中。
キャンペーンの賞品となる「クラフトジンキット」。上が「#0715 Smoky Rich Base」、下が「#0616 Mint Cold Base」。
また6月30日までの期間限定ながら、全国の一部Ploom Shopでは試飲することもできるそう。気になる方はホームページをチェックの上、店頭へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
>>紅櫻蒸溜所
<取材・文／室井康裕>
【関連記事】
◆リモートワークの合間にひと息入れて仕事効率アップ！ 気分転換に最適な「リフレッシュグッズ」5選
