約6.8インチのIPS液晶ディスプレイを搭載し、解像度は2460×1080ドット。液晶なので、有機ELに比べるとやや暗めですが、大画面なので、動画やゲームにも適しています。120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、滑らかな画質で視聴できることも利点。
背面パネルは、ガラスではなく樹脂素材ですが、美しい光沢仕上げで、実際の価格よりも高く見えること請け合い。
リアカメラは3眼で、メイン(約5000万画素/F1.8)+超広角(約800万画素/F2.2)+マクロ(約200万画素/F2.4)という構成。メインカメラと超広角カメラは適正な明るさで撮れ、AIによる補正で、実際に見えるよりも鮮やかな色で写りました。屋内での撮影画質も及第点。ただし、夜景は「ナイトビジョン」に設定しても、画質がかなり粗くなりました。マクロカメラはAI補正が効かないのか、やや色をくすんで、画質も若干粗くなります。画質を優先したい人には、さほど役に立たないかもしれません。
プロセッサーは「Snapdragon 695 5G」を採用しています。今年発売のミッドレンジのスマホの多くが採用するプロセッサーで、普段使いにはストレスを感じない操作性を得られます。ただし、ハイスペックモデルのような “ヌルサク感” はないので、あくまでも、これまでエントリーやミッドレンジを使っていた人の乗り換え用といえるでしょう。
誰もが実感できそうな利点は電池持ち。5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、長時間ゲームをしたり、動画を見たりしなければ、フル充電で2日以上の電池持ちを見込めそうです。
Snapdragon 695 5Gを搭載するスマホは、5月30日に発売されたシャオミの「Redmi Note 11 Pro 5G」が4万4800円、6月23日に発売されるOPPOの「OPPO Reno7 A」も4万4800円。7月上旬発売予定のソニーの「Xperia 10 IV」は6万4152円(ドコモ版)など、moto g52j 5Gよりも高い価格が設定されています。moto g52j 5Gの3万9800円という価格には、「このモデルを絶対にヒットさせたい」というモトローラの意気込みを感じられます。ズバリ「お買い得」と言っていいでしょう。