サンダルといえばやっぱりシャカ!和っぽい見た目だけど履き心地はスポサン並みです

■雨で濡れた道や階段も安定して歩けます

▲東急大井町線「等々力駅」から徒歩3分ほどにある「等々力渓谷」

そんな散歩好きが試し履きに選んだ場所は、東京都内唯一の渓谷である「等々力渓谷(とどろきけいこく)」。豊かな森林と湧水で構成される湿地で、都心ながら大自然が味わえる人気スポットです。

この日は24.6℃と比較的過ごしやすい気温でしたが、渓谷内はさらに3℃低い21.5℃。30℃を超える真夏日は避暑地としてもおすすめですよ。

▲カラーはBLACK、GUNMETAL(グレー)、MOCA(ブラウン)、LINEN(ベージュ)の4色展開

さて、早速散策…の前に今一度「CAMP BAY BF」をおさらい! 草履の鼻緒のようなトングデザインが特徴のサンダルで、和風な見た目が何とも洒脱です。ちなみに鼻緒はダブルメッシュを使用しており、肌離れが良く汗をかいても快適さはそのまま。触るとモチモチしていてクッション性もバッチリです。

特筆すべきは甲にあしらわれたストラップ! トングサンダルといえば、スポスポ履けるお手軽さが魅力ですが、長時間歩くことに関してはあまり向いてはいません。その点、「CAMP BAY BF」なら足の甲をガッチリホールドできるので、歩いていても安定感がまるで違うんです。

“はだし”を意味するBF(BAREFEET)ソールは、その名の通り、裸足で大地を掴むような履き心地を再現。つまるところ、グリップ力に優れていて、スポサン並みの履き心地を誇っているということ。長時間歩きたい人にとってはうってつけなソールなのです。

ということで、散々引っ張ってしまいましたが、等々力渓谷ぶらり散歩スタート! 入り口の階段を降りるといきなり木、木、木…! この生き生きとした生命力を少しでも享受すべく深呼吸を一発。なんだか気持ち良い。

ちなみにこの日は曇り。前日夜通しで雨が降っていたためか、所々ぬかるんでいたり、水が残っていたりしましたが、BFソールのおかげで足取りは実にスムーズ。ヒヤッとすることもありません。

てくてく歩みを進めると、「稚児大師御影堂」がお目見え。稚児大師とは「弘法大師」の幼いときの呼び名です。なお、弘法大師は真言宗の開祖である「空海」の諡号(しごう)。諡号は僧侶や貴人などに対し、生前の行いを尊んで贈る名前といわれています。当然、私はそんなことは露ほども知りませんでしたが、とりあえず合掌。

■ホールド力抜群だから疲れにくい

甲ストラップのホールド感と、高反発ミッドソールの快適性に感謝しつつ、どんどん歩いていきます。

▲「雪月花」春夏の営業時間:平日11:00~16:30、 土日祝10:00~16:30

歩きはじめて30分〜40分、そろそろ一息つこうと思っていた矢先、見覚えのある「氷」の文字が。雰囲気抜群なお休み処に辿り着きました。名前は「雪月花」。抹茶やあんみつ、かき氷など甘味が充実しているほか、土日祝は限定のくず餅が食べられるそう。

迷いに迷った挙句、夏季限定の「冷やし汁粉」(500円)をオーダー。冷たくて甘いあんこにツルモチの白玉が5個、キリッとしょっぱい塩昆布、仕上げにほうじ茶が付いた何とも贅沢な3点セット。程よく疲れた体にスーッと染み渡り、すっかり長居してしまいました。

「雪月花」近くの階段を上がればすぐ見えてくる「等々力不動尊」。不動明王を祀っており、“関東三十六不動”にも選ばれている場所だそうです。

境内には渓谷を見渡せる見晴らし台が。春は満開の桜が見られるそうですが、今は濃淡さまざまな緑の混じった木々の様子が一望できますよ。等々力渓谷は他にも「日本庭園・書院」や「芝生広場」など、見どころスポットがまだまだありますが、等々力不動尊にも行けたし、今回はこれにて終了。

休憩時間も合わせると2時間ほどの散歩を楽しみました。道がぬかるんでいたり、坂や階段が多かったりで、流石に多少の疲れはありますが、終始トングサンダルとは思えない履き心地だったシャカの「CAMP BAY BF」。

普段着はもちろん、浴衣とも相性バッチリのデザインですので、これからの季節ますます重宝しそう! さて、今度はこれを履いてどこへ出かけようかな。

>> SHAKA

<文/若澤 創(&GP)>

 

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