■朝昼晩の料理を作ってみた!
さて、そんなアジャスタブルグリルロングですが、使ってみてどうなのか。シングルバーナー2つを単体で使った時とどう違うのか。
朝昼晩のご飯を想定し、調理器具を変えて料理を作ってみました。
■【朝ごはん】ホットサンドと目玉焼きを同時に作る!
キャンプの朝ごはんの定番といえば、簡単に作れるホットサンドやトーストに、目玉焼き、ソーセージ。
使用した道具はソロ用のホットサンドメーカーと鉄板。ホットサンドメーカーにはハンドルが付いており、シングルバーナーのゴトクの上では安定感が悪いものの、アジャスタブルグリルロングの上では問題なし。特に右側の網目にホットサンドメーカーの角がはまり、安定感をもたらしてくれました!
目玉焼きとソーセージを焼いた鉄板もシングルバーナーのゴトクの上では安定感に欠けますが、これならまったく問題なし。
■【昼ごはん】ご飯とレトルトカレーを同時に作る!
シングルバーナーあるあるですが、当然バーナー1つでは、主食と主菜を同時に作れません。2つあれば、例えば、ご飯を先に炊き、蒸らしている間にレトルトカレーを温めればタイミングよく食べられます。
今回使ったメスティンもコッヘルも、シングルバーナーに最適なサイズなので、シングルバーナーにそれぞれ載せて使った時とさほど変わりません。もちろんアジャスタブルグリルロング方が、バーナー付属のゴトクよりも安定感はあります。
■【晩ごはん】焼肉とツマミを同時に作る!
晩ごはんには、カーボンプレートとミニロースターを使い、お肉と厚揚げ豆腐を焼きました。
こちらは安定感という面では、シングルバーナーに載せた時と変わりませんが、熱源からの距離があるためか、直接バーナーの上に載せた時よりも、焼き加減が絶妙でした。
■使い方次第で重宝する付属プレート
付属のプレートは単独で使ってもよし、アジャスタブルグリルロングの片側に載せて使ってもよし。シングルバーナー1台で使う場合は、網のままよりも、台を載せた方が何かと便利。食材や調味料を載せておいたり、調理した鍋をよけておくのにもいいかもしれません。隙間がないのでより安定します。
■網目を考えた使い方
編み目は左右で形状が違うのも特徴です。網の間隔が狭い方に小さなもの、広い方に大きいものを載せるなど、用途に合わせて使い分けられます。
底面が小さなコーヒーポットなど、バーナーのゴトクの上では安定感が悪い時に、間隔の狭い網は重宝します。
そして意外な活用法が、真ん中の大きな隙間。ちょうどハリオのV60ドリッパーがハマるので、ドリップするのにもぴったりでした。ほかのドリッパーは試していませんが、はまりそうです。
※ ※ ※
シングルバーナー2台を個別に使うのと、アジャスタブルグリルロングでシングルバーナー2台を使うのでは同じようでいて微妙に違いました。幅広ということもあり、安定感があるのはもちろんですが、高さ調整が可能なので、熱源との距離も考えられる点がメリット。
当初想定していたツーバーナーの代わりとしてはもちろん、ソロのオートキャンプでもこれから重宝しそうです!
>>ハイマウント
<文/澤村尚徳(&GP)>
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