刃が欠けた(チップした)ナイフを砥石で修復するための道具と修復方法

■ナイフの修復に必要なモノと研ぐ手順

▲チップしてしまった(刃の欠けた)ナイフがこちら。2mmほどの大きなチップができてしまってます

今回、チップしたナイフを修復するのに使ったのは、ダイヤモンド砥石と砥石、革砥。必要な道具はこれだけです。

▲SK11「両面ダイヤモンド砥石」#150、#600と、伊藤製作所「123ステンレス砥石台」

まず始めに、大きく研ぐために使用するのがダイヤモンド砥石です。別の番手で両面が研げるタイプがおすすめです。

また、しっかりと安定して研ぐために、砥石台は必須です。

▲#150の裏は#600になっています

裏返すと番手が違うダイヤモンド砥石がおすすめです。表の#150で粗く削って、裏の#600で整えていくイメージです。

▲砥石「刃の黒幕」1000

次に用意するものは、砥石です。私は「刃の黒幕」を使っています。#1000、#2000、#5000と3つの番手を順番に使っています。

▲革砥。ホームセンター等で手に入るバックスキンの革を手作りの板に貼ったもの。バークリバーコンパウンドの白とグリーン

最後の使うのが、革のバックスキンのところ。仕上げをやるのとやらないのとでは、切れ味が格段に違ってきます。

革砥は完成品も売っていますが、簡単に作れるので、時間がある方は作ってみてはいかがでしょうか。ホームセンターで買ってきた革を、適当な木に貼り付けるだけです!  超絶簡単な上に、完成品を買うよりも安く仕上げられます。

革砥だけでもいいのですが、さらにバークリバーのコンパウンド(研磨剤)を、緑(粗い)→白(仕上げ)の順番で使っています。この革砥も両面にして、緑を塗る面、白を塗る面と分けるようにしております。

使用したものはこれで以上です。次は研ぐ手順と気を付けることを説明していきますね。

【次ページ】それではナイフを研いでいきます!

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