■機能も見た目もバージョンアップ!
メディアモジュラーは、指向性マイク、3.5mmマイク端子、マイクロHDMI出力端子、ライトやLCDスクリーンなどを取り付けられるコールドシューマウントを装備した外装パーツ。外部機器を拡張するための、まさにモジュラーですね。
装着するのは簡単で、メディアモジュラーの本体右側をパカっと開き、GoPro本体の左側面(バッテリー側)の蓋をパキッと取り、モジュラーにガチャと入れると、USB-Cのオスにピタッとハマります。
合体させるとGoProがひと回り大きくなり、アーマー感がでます。これだけでテンションアップ!
搭載される指向性マイクには、フォームマイクカバーが付属。時速32kmまでのウインドノイズを抑えられるとのこと。自転車などに乗った時のレポートにも良さそうです。3.5mmマイク端子も装備するので、外付けマイクを装着してオーディオ機能をさらに強化することも可能。
そして、さらにアーマー感をアップさせるのが、10mまでの防水性能を備えたライトモジュラー。これを装着するだけで、一気に見た目がパワーアップします!
セットにはLED本体と光を和らげるディフューザー、ほかのマウントに装着するためのマウントアダプターが同梱。
縦と横に2つシューマウントが搭載あるので、どちらに付けてもOK。ライトモジュラーのほか、ディスプレイモジュラーやサードパーティ製アクセサリーも接続でき、拡張性がさらに高まります。
もちろん見た目だけじゃありません。最大200ルーメン(オーバーライドモードで30秒間のみ)で、4段階の明るさに調整可能。ワイドで均一に照射してくれるので、鮮明に被写体を照らしてくれます。
三脚に取り付ければ、スタンドアローンのライトとしても使用可能。ヘッドストラップに装着すれば、ヘッドライトとしても代用できます。
背面右側にUSB-C端子があるので、一度装着したらメディアモジュラーをいちいち取り外さなくても充電は可能です。
底面は、さまざまなマウントに装着するときの装着ネジを取り付けやすいように窪んでいます。
■早速使ってみたものの…
というわけで、キャンプに行ったので合体させたGoProを早速使ってみました。
まずは熾火(おきび)状態の焚き火でライトモジュラーの照射実験。明るさはライト上部にあるボタンを押すたびに、レベル1(20ルーメン)、レベル2(60ルーメン)、レベル3(125ルーメン)、ストロボになります。
レベル1では中央付近が明るくなりますが、火が付いているのは明確に分かります。レベル2になると明かりが広範囲に広がりますが、火の状態の認識は可能。レベル3になると明るさが倍に広がるわけではありませんが、より明るくなり炭が白く見えます。
明るさの具合は好みによると思いますが、夜の雰囲気重視ならレベル1くらいがいいかもしれません。
マイクの性能も試してみたのですが、なかなか一人でしゃべるのが苦手なのでうまくいきません。なので同じキャンプの時に、テントに戻ったときの映像(雑な動画ですいません)になります。
見苦しい動画ですが、ファスナーを上げる音やシュラフカバーのクシャクシャとした音、そして鼻をすする音まではっきりと聞こえます。かなりクリアで雑音が少ない印象です。
ということでGoProを使ってみましたが、改めて認識したのは動画撮影と動画編集に対する勉強不足とスキルのなさ。連載しているオーディオビジュアルライター・折原一也さんの記事を読んだら、レポートの質が違いすぎて恥ずかしくなりました。
初めは誰でもこんなもの、と自分を納得させつつ、これを機に精進しようと気合が入ったことは間違いありません!
まずは持ち歩いて撮る習慣をつける! 次に構成を練った動画を撮ってみる(何をテーマにして撮るかが明確ではないからただ撮っているだけ、ってことも分かりました)。そして1年後(先すぎ?)にはちゃんとしたコンテンツをコンスタントにアップしているという計画を立てました。
なので、このメディアモジュラーとライトモジュラーには、これからバリバリ活躍してもらう予定! 今後が楽しみです!
>> GoPro
メディアモジュラー
・コネクタタイプ:3.5mm端子
・付属品:Media Mod(メディアモジュラー)、取り外し可能なウィンドスクリーン、マウント用バックル、サム スクリュー
ライトモジュラー
・稼働時間:最長6時間
・光量調節:4段階(200ルーメンまで)
・防水:水深10m
<文/澤村尚徳(&GP)>
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