■張り方アレンジに挑戦
「タープ1TC」のグロメットは四隅だけでなく8か所。ポールを差して突き上げる、張り綱を通して雨水の通り道にするといったアレンジにも対応しています。
裏にも布を当てており張り綱を引っ張ったときの力が分散されるようになっているのが頼もしい!
ロープ用ループは全12点。各辺に2点、幕の中程にも4点配置されています。主張しない色、形なのがグッときます。
「タープ1TC」はレクタングラー(長方形)ですが長辺と短辺の差はわずか20cm。アレンジしやすさで定評のあるスクエアタープとよく似た形で、ループとグロメットの位置も絶妙です。
メインポール2本よりやや短いサブ4本をセット。屋根を高く、できるだけ広くすることで開放的なリビングとなります。風のない穏やかな日にぴったり。
メインポール2本+サブポール2本で開放感を得るならコレ。いわゆるタトンカ張りです。
屋根が広く、ポールに干渉されにくいのでテントと組み合わせやすい張り方でもあります。
また、張り綱の位置やサブポールの高さを変えるだけで手軽に朝日や西日のまぶしさを低減できることもメリットです。
次は雨対策で1辺を低く。サブポールは1本のまま、両脇の角は張り綱を引っ張って雨水が排出しやすくしてみました。開放感と雨対策を両立しています。
キャンプロケのスタッフは総勢5〜7名。それぞれのテントで就寝しますが、ルックスのよさとちょうどいい広さのためでしょうか、強制されたわけでもないのに撮影以外は不思議とこのタープに集まっています。
夕食後はタープのそばで焚き火を囲むのが&GPの通例。TCとはいえ薄い「タープ1TC」は少し不安でしたが、撤収時に確認したところ穴空きなし。今後、長い付き合いになりそうです!
>> タトンカ
<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介 撮影協力/-be- 北軽井沢キャンプフィールド>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter
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