■後部ホイールにウェビングを通すだけの簡単接続
設営方法は非常に簡単。
クルマ側は後部ホイールにウェビングを通しておき、これをタープと接続するだけ。吸盤よりも確実に、そして素早くセットできるんです。しかもクルマを買い換えても同じように接続できる。SUVだってワゴン、軽自動車だって問題ありません。
唯一注意すべきなのがホイールのデザインです。
鉄チンホイールなどは飾り穴が小さく、ウェビングのバックルが飾り穴に入らないことがあります。この場合は素直にペグで地面に打ち込む方がいいでしょう。車体に取り付ける場合は、剛性があるところを選んで。
幕には張り綱が取り付けられています。クルマの後部にタープをかけてウェビングで固定したら、張り綱を地面に打ち込んでポールを差し込めば完成です。
クルマ側にはもうひとつ、短いウェビングが装備されています。ルーフキャリアにこのウェビングを巻き付けるとタープの横揺れを低減できそう。
ただ、使わないときはバックル部分が風でこすれてルーフを傷つける心配があるので、気になる人はウエスで包んでおくといいかも。
■荷室までしっかりカバー&サイド長めが◎
90cm幅のテーブルを置いてくつろぐのにちょうどいい大きさが生まれました。2人利用なら余裕、キッチン用品が少ないなら3〜4人でも過ごせます。
クルマの荷室をしっかりカバーするので、クーラーボックスや調理器具は荷室に置いて、その脇にバーナーを置いてキッチンスペースにするなんていう使い方にも重宝します。
わずかですがポール側にはひさしが付いていて雨や西日がリビングスペースに入りづらい設計となっています。
一般的な屋根だけのカーサイドタープとは違い、サイドもかなり下まで伸びているので、なかなかの目隠し効果があります。
クルマ側にはもう一か所、ポールを立てられるよう補強が施されています。駐車場から離れたキャンプサイトでは、手持ちのポールを使って自立させることができるのも気が利いています。
「ウェイポイントタープ」はクルマの後部に取り付け、テールゲートキャンプを楽しむもの。サイドへの取り付けには工夫が必要なのが少々残念ですが、適度に目隠しをしつつ景色を楽しめる絶妙なデザインは「ウェイポイントタープ」ならでは!
車中泊キャンプとの相性も抜群ですよ。
>> KELTY
<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter
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