まずは「246」の基本を押さえておこう。
- 鍵穴がない南京錠である
- スマホのBluetooth機能を使って解錠する
- スマホには専用アプリをインストールする必要がある
おそらく、初めて知った人にとっては、この段階でいろいろと気になる部分が出てきているだろうが、それはおいおい説明するとして、とにかく使ってみることに。
アプリをインストール
専用アプリはAndroid、iOSともに用意されているが、OSのバージョンによって非対応もあるので気を付けたい。インストール後は、アプリを起動してユーザー登録を行う。
◯対応端末およびバージョン
[iOS] iPhone4S以降でiOSはバージョン7以上の端末
[Android] Android4.4以降でBT4.0(Bluetooth smart)以上搭載端末
スマホと「246」をペアリング
スマホのBluetoothをONにして「246」をアプリに登録する。
と、その前に、「246」に電池を入れる。購入時は絶縁フィルムが挟まっているので、それを抜けばOK。使用するのは、リチウムのCR2という小型電池だ。ちなみに1日10回程度の開け閉めで、約半年間使えるとのこと。また、電池が切れると、切れたときの状態を保持し、電池を交換するまでは操作できなくなるので注意。
そして、スマホと「246」を接触させ、アプリの[探す]ボタンをタップする。
ペアリングが完了すると、あとは名前を決めれば登録される。
さっそくシャキーンと解錠させてみた!
アプリを起動し、中央にある鍵部分をタップする。ペアリングすれば鍵が黒くなるので、あとは下にスライドさせると……。ノータッチで鍵が開いた! ちょっと気持ち良いぞ。
使い途を考えみた
まずやはりネックになるのが大きさだ。サイズは高さ120×幅60×奥行25mm。画面サイズ約4.5インチの最近では小型になるスマホや文庫本を比べてみても、その大きさは一目瞭然。
デスクの引き出しにある取っ手に引っ掛けてみる。ワイヤーを通してまとめて引き出しをロックできそう。
どこか南京錠を使っている場所はないかと考え、思い付いたのが自宅アパートの集合ポスト。挿してみようとするが、太すぎて入らず…。こちらもワイヤーがあれば出来そうだ。
そもそもこの「246」は、残念ながら防水、防塵仕様にはなっていない。メーカーサイドも屋外での利用は推奨していない。しかし、考えてもみてほしい。いちいち鍵を持ち歩き、小さい鍵穴に挿す手間を考えると、常に携帯しているスマホがあれば解錠でき、しかも南京錠だから汎用性は高い。
あとは小型化さえできれば、利用シーンは大きく広がるはずだ。いくつも登録しておき、コレとコレは近付いて認識すれば自動解錠、コレとコレは手動でのみ解錠、といったように設定できれば、ちょっと“未来”な気がする。
今後の「246」にも注目したい。
246 Padlock
1万1065円
本体サイズ:W60×H120×D25mm
製品重量:約100g
カラー:全6色
https://24-lock.com/
(取材・文/エンドウヒデカズ)
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