■シルエットや暖かさは良好!ただし、素材はダウン(羽毛)ではありません
まず皆さまに申し上げたいこととしては、これは「ダウンジャケットではない」ということ。中身の素材はダウン(羽毛)ではなく、ポリエステル100%。正直肩透かしを食らった感じでしたが、ご安心を。このポリエステル、ただ者じゃありません。
クラボウが手掛ける「AIR FLAKE」というモノで、羽毛のように軽くて暖かいのがウリ。ここまでは化繊で良くある謳い文句ですが、クラボウが目指したのは、羽毛の宝石“アイダーダックダウン”に匹敵する素材にすること。徹底的な分析や研究を行った結果、弾力性、保温性、軽量性などは通常の中綿とは一線を画する素材に仕上がっているんだそう。
また、生地は小松マテーレ社の「ダントツ撥水」を使用。日常はもちろん、キャンプなどのアウトドアシーンにもうってつけな一着に仕上がっています。
ちなみに、小さく折りたたんで持ち運べるので、バッグの中に忍ばせておいて寒くなったら羽織る…みたいな使い方もできますよ。
着用してみると、その軽さが良くわかります。出かけるときに着るだけでなく、自宅でのリモートワーク中にも良さそう。なお、デザインは見たとおり至ってシンプル! 強いていえば、左ポケットのファスナーにファミマカラーのストラップがさりげなくあしらわれている点のみ。「あなたとコンビにファミリーマート」というお馴染みのキャッチコピー通り、どんな着こなしにも寄り添ってくれそうなアイテムです。
ちなみに、パッカブルできるくらいの厚みですから、流石に真冬をこれ1枚で過ごせる保温性はございません。そんなときは、上からコートなどを羽織れば万事解決! 軽くてスリムに仕上がっているからこその使い方ができます。
ユニクロの「ウルトラライトダウンジャケット(3Dカット)」が立ち襟なのに対し、こちらはさながらMA−1のような襟ナシタイプです。
首周りに余裕があるので、タートルネックやモックネックなど、襟の高いインナーとの相性も良さそう。なお、サイズはMとLの2サイズ展開です。トレンド感を狙ってあえてLサイズにするのもアリですね。
なお、家庭での手洗い洗濯が可能。外でも家でも使える汎用性バツグンのアイテムですから、必然的に出番は多くなります。ゆえに、気軽に扱えるのは地味にうれしいポイント!
Tシャツ1枚で過ごせる夏と違って冬は洋服選びが難しい季節。いくら寒くても、暖房の効いている屋内や、人の多い電車内など、冬なのに汗だくに…なんてことも多々。そんなときこそ、「コンビニエンスダウン」の出番です。ニットやカーディガンと違って小さく折りたためられるし、何より軽い! 脱いだり着たりするのは少々骨は折れますが、冬の宿命だと思って、「コンビニエンスダウン」を活用してはいかがでしょうか?
<文/若澤 創(&GP)>
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