チキン南蛮と聞いて最初に思い浮かべるのは宮崎ですよね。鶏肉にタルタルソースをかけた、例のアレ。でも、くいしんぼ如月の「チキンナンバン」はちょっと違います。
チキンはいたって普通。薄い衣をつけて揚げられています。問題はそこにかかるソース。くいしんぼ如月のホームページでは、謎の「ピー」という文字で伏せられているので、おそらく秘伝のソースなのでしょう。
さっそく店に行ってみました。
遠目からでもすぐ分かる、大きな「チキンナンバン」の文字。そしていかにも食いしん坊そうな少年のイラストがナイスです。
店内はいわゆるコンビニに近い形ですが、大手コンビニほど商品は多くありません。レジに向かうと、もうそこは弁当屋さんのそれ。壁にはメニュー表があり、レジ下の棚には弁当のサンプルがズラリ!
食いしん坊は目移りしてしまうほどの豊富なメニュー。浮気しそうになる気持ちを抑えつつ、やはりまずはスタンダードでしょうということで「チキンナンバン」を注文。5分ほど待って出来上がりました。お値段515円。
クルマに戻り、さっそく食べてみます。
見てください、このメニューの数々。ベーシックな幕の内から、スーパーBIG、そして麺まで。これはもう、弁当屋ですね。弁当屋がやっているコンビニといっても過言ではありません。と思ったら看板が<お弁当&コンビニエンス くいしんぼ如月>となっていました。納得です。
では、オープン!
おぉこれが噂のチキンナンバン! そして謎のソース! ひと口食べると、甘めのソースと揚げたチキンがうまくマッチして、ご飯が進みます。美味い! チキンの下に敷かれたスパゲッティには油が染み込み、これもおかずになっちゃいます。ちなみに飲み物は、こちらも高知のソウルドリンク「リープル」。高知県民誰もが知っている乳酸菌飲料です。
そういうしているうちに、あっという間に完食。「チキンナンバンBIG」にしておけばよかった…。
シンプルで、なぜか後を引く不思議な弁当「チキンナンバン」。コスパも良くて、地元の人々に愛されているのがよく分かります。カツオもいいけど、高知に行ったらぜひ一度食べてみてください。
くいしんぼ如月 >> http://www.nanban-tabetai.jp/
(文/エンドウヒデカズ)
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