円道いわく「コーヒーの道具がぴったり収まるから、キャンプでもドライブでもこれさえ持っていけばどこでも妥協なくコーヒーを淹れられるようになった」。
これまでドリッパーはコンパクトにたためるユニフレームの「コーヒーバネット」を使っていたそうなんですが、ペーパーフィルターの先っぽが飛び出し、抽出したコーヒーに先っぽが浸ってしまうこともあったんだそう。
「いつも使っているV60ならどう湯を落としたらどんなコーヒーになるかを体で覚えていて、できればキャンプにも持っていきたい。でもコンパクトにならないから徒歩キャンプには厳しいんです。ドリップポットはどうするって? これもかさばるけれど、コーヒーじゃなくても湯を沸かすのに便利なのでいいんです(きっぱり)。『キッチン&ギアケース』を見たとき、この中に自分のコーヒー道具が全部はいっちゃうんじゃね?って思って、頭の中で何度もシミュレーションしてポチっちゃいました」(円道)
こうして届いた「キッチン&ギアケース」に、手持ちのコーヒー道具がぴったり入っちゃったというわけ。
さすがコーヒーマイスター・円道、目の付け所が違います。
豆を入れる「スタウト エア 400」は高さ15.7cm、「コーヒーグラインダー グリット」は高さ16.2cm。グラインダーがちょっぴり高くなりますが蓋も帆布製なので許容範囲内です。
前々から気になっていたというチタンカップも新調。これがドリップポットにピタッと収まります。写真ではバーナーをポットの脇に入れましたが、カップの中に入れてもよさそう。
樹脂製のドリッパーを横置きにするのは少々不安な気もしますが、「キッチン&ギアケース」はクッション材入り。パッキング時にほかの道具に押されるくらいでは問題ありません。
また、蓋裏のメッシュポケットはファスナー付き。この手の蓋裏ポケットは、蓋を開けると中身がだーっと飛び出すのでファスナー付きは実用性大。寒冷時の着火に備えてマッチを入れてもいいかも。
「このセットと水があれば、どこでもいつもの感覚でコーヒーを淹れられる。徒歩キャンプならもっとモノを絞り込みますが、クルマで行くなら問題なし。入れるものが決まっていれば、準備する時にもキャンプ場で片付ける時も、ないモノにすぐ気付ける。満足度高いです」(円道)
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<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter
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