交通事故を防ぐ技術というと、近年は自動運転がクローズアップされることが多いですが、ITS(Intelligent Transport Systems)と呼ばれる高度交通情報システムも注目すべき技術のひとつ。「車車間通信」と呼ばれるクルマ同士の情報通信や、信号機など道路側のシステムとクルマとで行われる「路車間通信」によって、事故だけでなく渋滞や環境汚染の低減などに貢献するシステムです。
実は高速道路で使われているETCもITSのひとつ。近年は対応のカーナビで事故や渋滞を回避するための情報を受信できるものも増えています。ただ、このITSの取り組みを取材していても、これまでは自転車が視野に入っていないと感じることも少なくありませんでした。
その点で、パナソニックが京セラ、トヨタ自動車、豊田通商と連携し、3月に行った自転車とクルマの車車間通信を用いた実証実験は画期的だったといえます。その模様がメディアにも公開されたので、実際に体験してみたレポートをお届けします。
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