旧車は現代のクルマにはない雰囲気に溢れており、そこに惹かれる人も増ています。今、多くの人が想像するクラシックカー/ビンテージカーから「ネオクラシック」「ヤングタイマー」と呼ばれる1980年代ごろのクルマまで、古いクルマがブームになっているのです。
そんな中、開催された「オートモビルカウンシル2016」。今回はそこで出会った懐かしいクルマたちを紹介しましょう。
■現代では少なくなったカタチが懐かしい! 直線基調のクルマたち
フォルクスワーゲンゴルフクラシックライン
ゴルフ2と呼ばれる第2世代ゴルフ発売時に設定された4座カブリオレモデルの特別仕様車がクラシックライン。
ゴルフ2にはオープンモデルが設定されず、ジウジアーロが手掛けた初代ゴルフのカブリオ(コーチワークはカルマン社が担当)が継続販売されました。クラシックラインは1992年に登場した限定車です。現在でも人気が高く、状態のいいものは150万円前後の相場で取引されています。
ボルボ850T-5Rエステート
1992年デビューのボルボ850はボルボの歴史の中でもエポックメイキングなモデルです。
それまでFRが主体だったボルボですが、850はFFで登場。さらにボルボ初となるAWD(ボルボは4WDをこう呼びます)が設定されました。ちなみにボルボは850のエステートモデルでイギリスツーリングカー選手権に参戦します。
T-5Rは1995年に登場したハイパフォーマンスモデル。直列5気筒ターボエンジンは最高出力240psを発生。ステーションワゴンながら豪快な走りを味わえたT-5Rは現在でも伝説的な一台として語り継がれています。