買えるネオクラシックカーショーで出会った懐かしのクルマ9選

ポルシェ911ターボ(930型)

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大きく張り出したバンパーと大型リアスポイラーが特徴的な930ターボ。スーパーカーブームのときに憧れた人も多いはずです。

この個体は1976年式なのでエンジンは3Lの空冷水平対向6気筒ターボ(1977年に3.3Lに変更されます)。最高出力は260psを誇りました。

空冷ポルシェは相場が高騰し、今や庶民が手にするのは難しいモデルです。ちなみにこの930ターボには2630万円のプライスが付けられていました。

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アメリカの安全基準に合わせた前後の5マイルバンパーが印象的。子供の頃、このスタイルに憧れた人も多いはず!

 

 


プジョー205GTi

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ピニンファリーナによるデザイン案をプジョー社内で仕上げ、日本でも人気の高かったプジョー205。そのオシャレなルックスから女性にも人気の高かったモデルです。

GTiは205に設定されたホットハッチ。バンパーの赤いラインが特徴的で、フロントバンパーには大きなフォグランプが埋め込まれました。搭載エンジンは当初105ps(途中で115psにパワーアップ)を発生する1.6Lでしたが、最後は120psの1.9Lになりました。

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205はこの丸いお尻がキュート! GTiのボディは3ドアのみの設定でミッションは5MTに。

 

 


メルセデス・ベンツ380SL

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初代W198や2代目W113に比べるとR107は直線基調に見えますが、フロント周りを見ると優雅な曲面で構成されているのがわかります。

1980年のマイナーチェンジでエンジンはSクラスに搭載された軽合金エンジンに変更を加えたものが搭載されました。オープンモデルのSLのほか、4シータークーペのSLCもラインナップ。日常の足としても使えるビンテージメルセデスです。

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Sクラスに匹敵する豪華な装備が奢られたインテリア。メルセデスらしい雰囲気を存分に味わえる。

 


エンジン、トランスミッション、ブレーキ…。現代の自動車には車体の動作や操作に関わるあらゆる部分が制御されています。これによりレーシングドライバーのような卓越したドライビングテクニックを持たない人でもビッグパワーのマシンを簡単に操れるのです。もちろん電子制御は大排気量車から軽自動車まで、ほぼすべてのクルマに介在しています。

そして近年はカメラやレーダーなどを使い周囲の状況をセンシングし、必要に応じて危険をドライバーに警告したり自動でブレーキをかけたりする機能が付いたクルマが主流になっています。車両のセンシング技術の進歩は目覚ましく、この機能の進化の先には自動運転が待っていると言っても過言ではありません。

一方で車両のあらゆる部分に制御が入ることで走りのダイレクトさが薄れてしまったと感じている人もいます。彼らはクルマに電子制御が大量に入る前のクルマ、1980年代より以前の「旧車」と呼ばれるものに注目し、当時ならではの走りを楽しんでいるのです。

 


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(文/高橋 満<BRIDGE MAN>

takahashi mitsuru

たかはしみつる/ライター、エディター

1970年、東京都新宿区生まれ。ガテン、B-ingなど求人誌の編集部を経て、カーセンサー編集部に。独立後は音楽誌、クルマ誌の編集に携わりながら多くの媒体で執筆。現在はクルマ、アウトドアなどをフィールドにすると同時にさまざまなテーマで著名人へのインタビューを担当。

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