荷物を積めるし、人だってリムジンのようにくつろげる。三菱「デリカミニ」は、キャンパーの強い味方になりそう。
お披露目は2022年暮れだったのに、発売は23年5月まで待たされたデリカミニ。4WDに自信あり、とのことで、はたして、なるほどの出来映えでした。
■リアの開口部が広く、車内高はなんと1400mm
デリカミニは、全高1830mmの、いわゆるスーパーハイトワゴン。2495mmもあるロングホイールベースのシャシーや、後席スライドドアのボディなど、多くをeKスペースと共用。
リアの開口部は、高さが1080mm、幅が1050mmと大きい。開口部の地上高も4WDだと620mm、前輪駆動だと590mmと低く、重いものが積みやすいようです。
室内の車内高は1400mmにおよび、子どもだったら立ったまま動ける。ステップ高は4WDで400mm、前輪駆動で370mmと低く、乗降性にもすぐれているのは私も体験ずみ。
後席シートは前後に320mmスライド可能。後ろに下げると、後席乗員と前席との間に大きなスペースが出現するので、ここに犬のケージとか大事なものを置くこともできます。
ノンターボの「G」とターボ「T」ともに設定されている「プレミアム」グレードでは、後席アクセス用のスライドドアは電動に。しかもドア下に爪先を入れることで開閉するのも便利です。
三菱自によると、キャンプなら後席シートの片方をフォルドダウンして3名仕様に(ルーフラックを使えば4名でいけるはず)、前席2名なら大きな買い物ができるし、ロングボードは1名乗車を覚悟すれば室内収納可能ということです。
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