1958年に初代モデルが登場し、60年以上の歴史と1億台を超える累計販売台数を誇るホンダの「スーパーカブ」シリーズ。かつては原付一種(50cc)のイメージが強かったのですが、近年は原付二種クラスが支持を集めており、「CT125・ハンターカブ」や「クロスカブ110」など人気のバリエーションモデルも揃っています。
そして、実は同シリーズの原付二種モデルは、昨年に新型エンジンを搭載するなど大きくブラッシュアップされています。進化した「スーパーカブ110」と「CT125・ハンターカブ」、そして「クロスカブ110」にそれぞれ試乗する機会があったので、どんな違いがあり、どのモデルがどんな人におすすめか、比較の上で解説します。
■ディスクブレーキになって性能アップした「スーパーカブ110」
現行のスーパーカブシリーズのスタンダードといえるのが「スーパーカブ110」。ルックスは歴代シリーズの血統を強く感じさせるものですが、前後ともキャストホイールとなり、フロントはディスクブレーキとなっています。現代のバイクらしく、もちろんABSも装備。というより、ABS装備を義務付ける規制に対応するため、ディスクホイールを採用してディスクブレーキ化されたという流れです。
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