今回選んだ無刻印/雪モデルはストイック&ミニマルさが特徴。ボックスを開けた瞬間に純白・雪のような美しい筐体が目に飛び込んできます。その凜とした佇まいは緊張すら覚えるほど!
初期設定はとってもカンタン。単三乾電池2本を入れ、Fn+Qで設定モードに。Mac側で指定された数字とキーを押せばペアリング完了です。無刻印ゆえ「あれ?どこだっけFnキー」と一瞬なったのは秘密。
工場出荷状態では、設定モードがWindowsなので裏面のDIPスイッチ1番をOn=Macモードに。プラスして6番オンで自動スリープ機能もオフに。というわけで開封の儀からここまで約10分ほどで完了。デビューに向けての準備が整いました!
初めてHHKBのキーに触れての感想は、めちゃくちゃ打ちやすい! “静電容量無接点方式”採用で、底打ちナシ・押下圧約45gの軽いタッチでストトンと入力。まさに“指が吸いつくように入力し続けられる”です。ホコホコというか、打った時のサウンドも柔らか。静かなうえ、きちんと打てていることが認識できます。
同機種の特徴のひとつであるコンパクトさ(A4ハーフサイズ強)の検証のためMac Book Airに載せて通称“尊師スタイル”にもトライ。個人的にはこれが大正解でした! HHKBとMacBook側のトラックパッドとの組み合わせが最大限活かせて非常に快適。これならノートPCそのままの感覚で、外出先でも気軽に使えますよね。
さらに、3段階でベストな傾きが選べる“傾き調整機能”や最大4台まで登録(Fn+Ctrl 1〜4で即切り替え)、有線接続・給電ができるなど“あると便利”が満載。プロフェショナルのためのストレス軽減を追求した1台となっています。
ちなみに無刻印モデルを使い気づいたのが自分の弱点と誤入力の減少。“m”打ちが甘かったり、“かな”と“英語”の切り替えの誤入力が今までは常でしたが、“シリンドリカルステップスカルプチャ構造”(傾斜がついている)で、クセの矯正&正確なタイピングへと導かれているようです。
ちなみに数字キーは「キートップセット(雪)」(日本語配列:7590円)を今後導入し、カスタムする予定。「カラーキートップセット2」(2750円)も欲しいし、自分好みの1台に仕上げていくキーボード沼にまんまとハマっちゃいました。
なお、「デビュー前に一度試したい!」なんて人は、HHKB公式サイトでも推奨している「ゲオあれこれレンタル」があります。無刻印モデルも含め全10種が9泊10日3980円で試せるので、購入前に相性を確かめてみるのもいいんじゃないでしょうか。
>> PFU
<取材・文/相川真由美>
相川真由美|エディター/ライター。ライフスタイル系雑誌の編集アシスタントを経て、IT系週刊誌・月刊誌で約10年以上編集者として刊行にたずさわる。現在は、フリーの編集記者として国内外のテーマパークやエンタメ、ならびに観光、航空関連の取材・インタビューを中心に執筆中。
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