本当に使えるワインオープナー付きマルチツール!ガーバー「ARMBER CORK」でスマートにワインを楽しもう!

▲刃渡り65mm 両刃のステンレス鋼

ナイフは直刃のプレーンブレードになります。ブレード展開時にはロック機能があり、安心して使えます。ブレード基部の厚みは3mmあり、十分な強度を持っていて、果物を切ったり肉を切ったりするのに便利。

▲ワンハンドオープン、クローズが可能

ナイフは親指一本で展開が可能です。ブレードに空いた穴を指の腹で押すと開きます。閉じる時は、親指でUNLOCKと刻印されたレバーを押しながら人差し指でハンドル方向に閉じられます。

ワンハンドオープンは多少の慣れが必要ですが、片手で何かしながらナイフを開くのに便利。ハンドルの厚みが絶妙な細さなのでワンハンドオープンがやりやすいですね。

▲この厚みこそが、このツールの素晴らしいところ

どんなマルチツールもそうですが、ハンドルの厚みと付加されたツールの種類、というか数のバランスが優れていることが良品のポイントになります。もちろん、主目的が何かによりますが、「ワインを楽しく飲もう」というニーズを満たすのであれば、これで十分だし、ベストサイズだと思います。

▲素直でプレーンなブレード

ある時、「マルチツールのナイフで食品を切るなんて! なんだか不潔で嫌!」と言われたことがあります。なんとなく言わんとすることは理解できます。ロープや木を切ったり削ったりするのはいいけど、口にするものを切るものは“刃物”単体の機能しかいないもの、つまり包丁でなければ嫌という人はいるでしょう。だって、ドライバーやプライヤーなどは明らかに“工具”ですし、それらと一緒に収納されているナイフで食品を切るというのに抵抗を覚えるのは当然かもしれません。

ですが、このマルチツールにはそういった抵抗感を感じません。非常にメカニカルなデザインと機能なのに、そういった抵抗感を感じないのは、付加されたツールが飲食を目的としたツールに限られているからかも。ナイフ以外は、ハサミ、缶切り、ボトルオープナー、ワインオープナー…以上。工具といえるものはほとんどありません。この潔さに清潔感を感じるのかもしれません。

▲ハサミはバネ板式

刃渡り25mmのミニハサミ。この手のマルチツールのハサミとしては標準的か少し大きいくらい。ハンドルから展開し、一度開ききってからツマミを戻すと使えます。基部のところに細いバネがあり、その力でハサミの開く力を補います。ユーザーはツマミの部分を親指で押すだけで切ることができます。

▲長めの缶切り

缶切りにしては長めの鉤爪が付いています。ワインのアテの缶詰を開けるのに重宝しますね。キャビアやニシンのオリーブオイル漬けとか。鉤爪を研いでワインの封を切るオープナーにしてみてもいいかもしれません。

実際にワインを開けてみました。

▲ナイフで封緘を切る

まず、ナイフをワインボトルの首の部分にあてがい、回して封を切ります。基部に近い部分を使うとやりやすいと思います。

▲レバーアクションの出番

封緘が取れたら、コルクにスクリューを突き立て、垂直にねじ込んでいきます。2/3くらいコルクにスクリューが入ったら、レバーをボトルの注ぎ口にあてがい、ハンドルを上に押し上げます。すると、レバーの基部が回転し、テコの原理でコルクが抜けます。

レバーが付いていないマルチツールが多いのですが、レバー有りと無しでは雲泥の差があります。スマートにワインを開けたいならレバー付きをオススメします。

▲ソムリエナイフと比べてもかなり良いかも

若い頃にフレンチのお店でアルバイトしていたことがあります。お客様の眼の前でワインを開けるシーンがあったのですが、その時、お店から供与されたソムリエナイフと比べると、このマルチツールのほうが使いやすかった気がします。当時、これがあればもっと自信たっぷりにワインをお客様にサーブできたのではないかと懐かしく思います。

必要十分にして機能的なツールの数々。キャンプやBBQでソムリエを気取るならこのマルチツールは絶対役立ちますよ。

>> [連載]男前マルチツールの世界

<取材・文/GOL

GOL|現在、東京近郊の山村と都会で二拠点生活をしています。ライター業がメインですが、地方の魅力発信にも力を入れています。実地でのレビューがしやすい環境を活かしてアイテムを紹介していきます。

 

 

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