全くお恥ずかしいハナシですが、今、街でスバルのNew「インプレッサ」とすれ違っても、「アッ、新型だ!」と断言できない気がします。
そんなことをいうと、スバリストの方々からひんしゅくを買いそうですが、あまりクルマに興味がない人の中には、実車を前にしても「やけにカッコいいインプレッサだなぁ」と感じるくらいで、同車がフルモデルチェンジしたことに気づかない人、けっこういるんじゃないでしょうか。
そんな、ボンクラ(←ワタシのことです)の目には、ひどくキープコンセプトな外観に映る5世代目インプレッサですが、そのルックスと反比例するかのように(いや、実はデザインも結構、頑張っているのですが…)、中身は「ガラリ!」と変わりました。
Newインプレッサには“スバル・グローバル・プラットフォーム”と呼ばれる、イチから構築し直したプラットフォームが与えられました。クルマの土台から新しくなったのですね。
今後は、このプラットフォームを伸ばしたり、縮めたりして、さまざまに手を加えたシャーシに、複数のボディを載せて新たなスバル車のラインナップが形成されます。今度のインプレッサは、新世代のスバルを担う、大事なトップバッターなのです。
プラットフォームが一新されたからって「一般ユーザーには関係ないじゃん!」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。クルマに限らず、技術というものは日々進化するものですから、一度マーケットに送り出されたモデルにも、取り込み可能なニューテクノロジーが次々と採用されます。
といっても、どうしても継ぎ足し、つぎはぎ、増築に改築…を繰り返すと、ムリやムダが生じます。コストや構造上、搭載できないものもあります。そんな技術者のうっぷんが一気に晴らされるのが、新しいプラットフォームの開発、なのです…!?
クルマが土台から変わると、どのような恩恵がもたらされるのか? 一般ユーザーのひとりとして、Newインプレッサのプロトタイプに試乗してきました。
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■いつの間にかポルシェ「911」のようなクルマになっていた
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