バイクに乗っていると「それ何cc?」と聞いてくる“ナンシーおじさん”と呼ばれる人たちに出会うことがあります。排気量が大きいほど偉いという価値観はまだライダーの間にも残っているような気がしますが、世の中にはそんなナンシーおじさんもびっくりのクルマ並みの排気量を持つエンジンを搭載したモデルもあります。そこで現行モデルの中から、排気量の大きなマシンをピックアップしてインプレッションをお届けします。
■トライアンフ「ロケット3 GT」(2458cc)
現行の量産バイクで、最も排気量が大きいのがトライアンフの「ロケット3」シリーズ。2458ccの並列3気筒エンジンを縦置きで搭載し、シャフトドライブで後輪を駆動するという文字通りクルマのようなマシンです。最高出力は167PS/6000rpmで、最大トルクは221Nm/4000rpm。
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