■ハンズフリーで履けるための工夫は2カ所
パッと見は普通の「エアフォース1」。変わったところといえば、履き口周辺が分厚くなっていることと、シュータンのヒモ通すところに変なマークが付いていることぐらい。たぶんこれ、フライイーズのマークかな。
やっぱりね。インソールに“FLYEASE”と一緒に同じマークが付いてました。
他になにか変わったところはないかなとイジイジしていたら、ありました。
ひとつめはカカト。
“NIKE AIR”と刺繍されたパーツとシューズ本体が、通常の「エアフォース1」なら縫われて一体化しているのに、これは分離している。
そしてもうひとつはシュータンの上部にありました。
シュータンに付けられたヒモ(シューレース)を通す穴って中央にひとつあるだけですが、これは一番上のシューホールの横にも穴が開けられている。左右に。
ほほーん。大体予想できたかも。
スニーカーのヒモを緩めにしておき、足をググッと強引に入れている人ならピンとくるかも。いつもの横着履きの時を思い出してみて。強引に履き口を広げようとするから、カカト部分が折れ曲がっちゃうよね。そして無理やり足を中に押し込むから、シュータンを奥に押し込んでしまう。あとでシュータンを引っ張り出すことに。
このふたつの問題を、カカト外側の構造とシュータンの穴はきっと解決してくれるんじゃなかろうか。
履けば分かるさ。
ヒモはあえて購入時の状態のまま。緩いというほどではないかな。でもこのまま足を入れてみます。
いやー、予想はしていたけれど、本当にハンズフリーで履けました。脱ぐ時も、履く時の逆回し状態でスルッと脱げる。逆足にくっ付けてちょっと押さえとかなきゃだめだけど。でも横着モードのスニーカーよりスムーズに脱げる。
動画だとわかりやすいかも。カカト部分に注目!
<履く時>
<脱ぐ時>
見た目には普通の「エアフォース1」なのに、こんなにラクに脱ぎ履きできるのね。感動。脱ぐ時も逆足にカカトを当てるようにすればスルッと脱げるから、両手荷物の時も助かる。
これまではヒモをかなり緩めにしておいたので、正直あまりカッコいい見た目じゃなかったんだけど、それでも横着さが勝ってました。でもこれからは、そんなことをしなくてもいいんだよね。いやホント、ありがてえ。
>> ナイキ
<取材・文/円道秀和(&GP)>
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