さらに、コンテナをしっかり連結する独自機能の採用で、複数まとめて持ち運びができ、車載時の不満も解決。既存のトランクカーゴ商品とのスタッキングも可能なので、トランクカーゴユーザーはより一層の使い勝手アップに繋がるはず。
■幅×長さ×高さが絶妙なバランス
これまでキャンプ用のコンテナを始め、ホームセンターで販売されている工具ケースなど、さまざまな収納コンテナを試してきましたが、それらと比較しても使いやすい印象。
外寸ですが、「S-4」がW36.5cmxD18.3cmxH12.8cm、「S-6」がW36.5cmxD18.3cmxH18.0cmと、長めのギアも収納できる長方形。
今回、個人的に行方不明になりがちなバーナー類やスパイス類、小型ランタン系、焚き火ツールなどのギアを収納してみましたが、大体のどのギアを入れてもちょうど良く収まる絶妙なサイズ感でした。
もう少し幅が広かったら入れすぎてしまって収まりが悪くなるし、もう少し長ければ微妙に足りないか持て余してしまう。もう少し高さがあったら、ギアを積み重ねて収納できてしまって、ひと目でどのギアが収納されているのか分かりにくくなってしまうし、逆に高さがなければ入れるものに困ってしまいます。
なので、キャンプギア収納用小型コンテナとして、この幅×長さ×高さの絶妙なバランスが最適解だと感じたわけです。
■ユニークな連結機能が生み出す“積みやすさ”と“持ち運びやすさ”
そんな「スタックカーゴ」をユニークなギアたらしめているのが、独自の連結機能です。蓋の短辺にバックルが付いており、「スタックカーゴ」を上下に連結可能。「スタックカーゴ」同士であれば、「S-4」「S-6」を自由に組み合わせてしっかりホールドできます。
小型の収納ケースを車に積載するときに毎回悩むのが、どこに収めるか問題。大型コンテナはそのまま積み込むだけで自然と場所が決まりますが、小型コンテナが複数あるとそうもいきません。
毎回隙間を見つけてなんとなく積み重ねてみたり、収まりそうなところに載せてみたりと、キャンプに行くたびに車載パズルを考えなければならないし、積み込みに失敗して移動中に荷崩れしてしまうことも。
その点、「スタックカーゴ」は連結が出来るので、他の大型コンテナ同様の感覚で積み込めて、連結してしまえば移動途中にひっくり返ってしまうこともありません。
逆に「小型コンテナなら入るのになぁ」と言った微妙な隙間に積みたい場合は、連結を解除して積載できます。
小型コンテナで荷物を分けると管理が簡単になる反面、荷物が細かくなるので持ち運びづらくなるのも悩みのタネです。独立した小型コンテナだと、上手に重ねたとしても2〜3個くらいが限度なので、何回にも分けて運ぶ必要があります。
オートキャンプならまだしも、テントサイトにクルマ乗り入れ不可のキャンプ場ではこの上なく煩わしい…。マンション住まいの人や、駐車場が遠い人ならなおのこと。
その点、「スタックカーゴ」にはハンドルがついているので両手にそれぞれ持って運べるし、持ち手の耐荷重(18kg)以内であれば連結したまま同時に複数持ち運べるなど、運搬のしやすさもピカイチ。