今年3月のモーターサイクルショーの舞台でお披露目され、大きな注目を集めたホンダの「CL250」。5月に発売されてからも、わずか1ヶ月で年間販売計画台数の半分にあたる3500台を受注するなど高い人気を集めています。近年のトレンドのひとつである“スクランブラー”スタイルが支持されるポイントですが、実際の乗り味に仕上がっているのか。実際に試乗して確かめてみました。
■スクランブラーの文脈に沿ったデザイン
「CL250」のベースとなっているのは、同じくホンダの人気モデルである「レブル250」。5年連続でこのクラスの販売台数No.1となっているモデルですが、エンジンやフレームなどはこの「レブル250」と共有しています。「CL250」はアップタイプのマフラーを採用するなど、未舗装路を走るスクランブラーのスタイルとなっているのが特徴です。
スクランブラーとは、かつてオフロード専用モデルがなかった時代に、ロードモデルをベースにオフロード向けにアレンジされたマシンのこと。アップタイプのマフラーや幅広のハンドル、フロントフォークを飛び石などから守る蛇腹タイプのフォークガードなどが特徴で、「CL250」の装備はスクランブラーの文脈に沿ったものです。
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