リコーが2015年に発売した全天球カメラ「THETA S」は、同シリーズの上位モデルです。2014年11月に発売された「THETA m15」の後継機にあたります。
電源を入れ、本体のシャッターボタンを押すだけで撮影できる手軽さが魅力。スマホから遠隔でシャッター操作も行えます。
撮影した映像はスマホ(iOS、Android両対応)から確認します。
まずは、本体のWi-Fiスイッチをオンにし、スマホの設定からTHETAのアクセスポイントに接続。その後、専用アプリを起動すれば、カメラ内に保存されているデータをスマホに移せるという具合です。
編集用のアプリも用意されているので、フィルター適用やスタンプ・文字の挿入も容易に行えます。
「RICOH THETA S」>> https://theta360.com/ja/about/theta/s.html
■煩雑なWi-Fi接続がいらない「insta360 nano」
2機種目は、中国のShenzhen Arashi Vision Co.,Ltd.という企業が開発した「insta360 nano」です。国内では、2016年夏に登場し、「サンコーレアモノショップ」などで取り扱っています。
特徴は、LightningプラグでiPhoneに直接挿入して利用すること。煩雑なWi-FiやBluetoothの接続設定が不要なため、撮りたいときにすぐに撮影できます。iPhoneに接続し、専用アプリを起動するだけで準備完了。Androidには対応していません。また、遠隔操作にも非対応です。
カメラのみでも撮影は可能。本体のスイッチを短く1度押すと静止画、2度押すと動画を撮影します。撮影したデータはiPhone接続時に確認できます。
サンコーレアモノショップ「insta360 nano」>> http://www.thanko.jp/shopdetail/000000002654/
■三脚が付属している「Gear 360」
3機種目はサムスン電子が2016年7月に発売した「Gear 360」。カメラ本体が球状になっていて、大きさはテニスボールくらい。3脚が付属しており、これを折りたたむと手持ちで撮影できます。
シャッターボタンは本体頂点についているため、ボタンを押すと数秒のカウントダウンがあり、タイマーでシャッターが切れる仕組みになっています。また、Galaxyシリーズのスマホとペアリングすることで、リモート操作も行えます。
PC用の編集ソフトも提供されています。Galaxyスマホを持っていない場合も、データをPC経由で編集したり共有できるというわけです。