近未来のクルマが勢揃い。東京モーターショー改め「ジャパンモビリティショー2023」が、10月26日から台場の東京ビッグサイトで開催されました。
ひとことで特徴をいうと、電気自動車のオンパレード。日本の自動車メーカー各社に加え、海外メーカーもさまざまなEVを展示しました。
なかでも注目に値するのは、海外勢が発売間近のモデルをいろいろ持ち込んだことでした。
■BMW、メルセデス、BYD、海外勢の注目モデル
▼BMW
BMWは、「X2」シリーズを世界初公開したのをはじめ、25年量産化予定の新世代BEVセダン「ノイエクラッセ」(プロトタイプ)や、水素で走るフューエルセルの「iX5」を並べました。
▼メルセデス・ベンツ
メルセデス・ベンツは、24年発表予定という新型Gクラスというべき「EQG」(プロトタイプ)を展示。Gクラスもついに電動化です。4輪にひとつ駆動用モーターを設けて、その場で(戦車や重機のように)360度ターンが出来る機構もそなえています。
▼BYD
BYDは、24年春に日本導入するBEV(バッテリー駆動のピュアEV)セダン「シール」を並べました。
またBYDは、「電座 Denza」ブランドで発表したピュアEVのプレミアムミニバン「D9 EV」と、2000万円を超えるハイパーSUV「仰望 Yangwang」ブランドの「U8」も参考出品。
とくに注目されていたのが、前評判の高かった「U8」。走行距離1000キロという電池性能もさることながら、4輪を個別にモーターで制御することで、3輪でも速度を落とさず走れるし、片側の車輪を逆回転させることで、EQGと同様に、360度ターンが出来るのです。
しかも、というか、U8は2023年1月に発表されて、すでに発売開始されているのです。価格は2000万円ですが、押出しの強い個性的なデザインとともに、来場者からは”欲しい!”という声がけっこう聞こえてきていました。
- 1
- 2