1. TIMEMORE「スカルプター」
精度の高さと驚きの高コスパで人気上昇中の注目メーカー、TIMEMORE(タイムモア)のブースでは、新しい家庭用電動グラインダー「sculptor(スカルプター)」を発見。日本の電圧に適合した100Vバージョンで、近いうちに日本でも発売される予定とのこと。ハンドミルの完成度を考えると、こちらも期待大! ただし価格はそこそこになりそうです。
>> TIMEMORE
2. Fellow「オーパス コニカルバー グラインダー」
&GPでも紹介した、アメリカのFellowからこの秋発売となった電動グラインダーです。Fellowといえば今年5月に2代目が発売となった「Ode Brew Grinder(オード ブリュー グラインダー)」がありますが、こちらは手にしやすい価格になっています。Fellowらしいデザイン性と、エスプレッソから水出し用まで41段階に粒度調整ができる、高コスパなアイテムです。
>> Kigu「Fellow」
3. zeroHero「Mechanic E-Grinder」
中国メーカー zeroHeroの電動グラインダーは縦長タイプ。ハンドミルを電動化したタイプなのかも。2005年に北京で設立されたメーカーとのことで、日本進出も視野に出展した模様。
他にもポータブルタイプの電動グラインダーも展示されていました。近年は中国でもスペシャルティコーヒーの人気が高まっていて、コーヒー器具メーカーも次々と登場しています。
>> zeroHero
4. weroast「HOME ROASTER」
今年の2~4月にMakuakeで先行販売して注目を集めた、家庭用小型電気焙煎機も発見。実物を見るのは初めてだったんですが、本当に小さい。竜巻のような熱風を発生させることで焙煎ムラを防ぐ仕組みで、一度に最大70gまで焙煎できます。以前はkg単位でしか買えなかった生豆も、最近はネットショップで少量購入が可能になっています。気になる豆を自分で焙煎して淹れるというリアル自家焙煎を手軽に行える焙煎機です。
>> weroast
5. Bunafr「Bunafr ROASTER」
2年前にアメリカ・シアトルで設立されたというBunafr(ブナファー)では、ホームロースターが出展されていました。1回で50~225gを焙煎可能で、アプリを使って細かくカスタマイズもできるそうです。現在プレオーダー受付中で、価格は899米ドル。そこそこの大きさにはなりますが、煙も出ず、インテリアにも馴染むデザインになっています。
BunafrのRyan Santwireさんによると、SCAJへの出展は「日本人のコーヒーに対する熱量や愛情に惹かれて」とのこと。こちらの製品は、元々自宅用のホームロースターとして開発したそうですが、コーヒー農家やカフェでのサンプルロースターとしても使えますよ、と話してくれました。最後に「実はこのホームロースター、Appleのデザイナーがデザインを手掛けているんですよ」と教えてくれました。
>> Bunafr
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コロナ禍で、自宅でもおいしいコーヒーを飲みたいということで、ハンドドリップを始めた人が増えたのか、SCAJの会場にも一般の来場者が多かった印象です。
こだわりだすとキリがないコーヒーですが、コーヒー道具を徐々にステップアップしていき、おいしいコーヒーを淹れられたときのうれしさは格別。興味があるという人は、まずはドリッパーを買ってみるところから始めてみませんか?
>> SCAJ
<取材・文/円道秀和(&GP)>
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