ビジネスクラスラウンジは、飲食も楽しみのひとつ。それぞれの航空会社がそれぞれの色を発揮しています。キャセイのラウンジのシンボル的存在は本拠地・香港国際空港のラウンジでも大人気の、オーダー制でできたての麺料理がいただける「ザ・ヌードル・バー」。こちらも日本初上陸を果たしています(成田空港のラウンジにはありません)。
時間帯によって提供される麺類は異なるのですが、「ザ・ヌードル・バー」の看板メニュー「担担麺」は、どの時間帯に行ってもいただけます。濃厚なゴマの香りともちもちの麺は、個性と洗練さをあわせもっていて熱烈なファンが多いというのも納得。
「ワンタン麺」や、今回は朝便を利用したため、お目にかかれなかったのですが、11時以降にいただける「鶏ザーサイ麺」「ジャージャー麺」も人気が高いとか。こちらもかなり気になります。ちなみに朝食の時間帯には香港の定番朝食「中華粥」や「和定食」もオーダー可能です。
なお、香港国際空港にも2016年6月、3306平方メートルの面積を誇る「ザ・ピア」のビジネスクラスラウンジがリニューアルオープン。空間を「街の通り」と捉えたデザインコンセプトもしゃれています。
こちらでも「担担麺」がいただけるのですが、羽田空港のものとは使用する材料の関係上、味が異なります! 筆者の印象では、羽田空港のほうがより濃厚な印象。そんな味比べもキャセイのラウンジの魅力かもしれません。
もうひとつ特筆すべきは、羽田空港のキャセイラウンジは、ホテルオークラのグループ会社であるホテルオークラエンタープライズが飲食サービスを担当しているということ。ホテルオークラ特製のカレーやフレンチトースト(17時まで)もいただけちゃうんです! 「フード・バー」でいただくサラダや前菜、パンも美味しそうで、ああもっと大きな胃袋があれば…。
ホテルオークラのオリジナルスパークリングワインなどアルコール類も充実。羽田空港のオリジナルカクテルもありますのでこちらも要チェックです。
魅力的なメニュー(お酒含む)がいっぱいで、筆者は飛行機に乗る前にすっかりほろ酔いになってしまいました。
離れがたくついつい長居してしまいがちなラウンジだけに、くれぐれも飛行機に乗り遅れないようにご注意を(ただし、出発時間が近づくとラウンジのスタッフの方が声をかけてくれます)。
筆者は飲食に走ってしまいましたが、開放感があり、洗練された家具の置かれたラウンジは搭乗前にがっつり仕事をしたい人にもおすすめ。……毎回、利用できる身分になりたいものです。
キャセイパシフィック航空 >> www.cathaypacific.co.jp
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(文/長谷川あや)
出版社でスポーツ誌の編集に携わった後、フリーに。現在は、各種媒体に、食、旅、アート、エンタメなど、ライフスタイル系の記事を寄稿。雑誌・広報誌等の編集にも携わる。