東芝「トルネオVコードレス」の"エアブロー機能”でゴミを吹き飛ばしてみた

 

VC CL1300 SS

 

このトルネオVコードレスを触ってみて最初に感じたのは、その“軽さ”。ヒョイと掃除がけできるので、女性でも重さに対するストレスはないでしょう。だけど実はこれ、旧モデルの「VC-CL1200」と同じ1.9kgだそう(本体1.4kg)。ではなぜ軽く感じるのかというと、サイクロン・電池・吸引モーターの配置を変えたことで重心の位置が約6cmハンドルに近くなったから。さらにグリップの形状を円から楕円に変えたことで持ちやすさも改善しています。

アタッチメントは5つ。付属品用ホース、すき間ノズル、丸ブラシ、ふとん用ブラシ、エアブローノズルが付属している。場所に応じて使い分けたい

アタッチメントは5つ。付属品用ホース、すき間ノズル、丸ブラシ、ふとん用ブラシ、エアブローノズルが付属している。場所に応じて使い分けたい

階段のようにクリーナーを持ち上げる必要がある場所で活躍。ノズルを変えればさらに軽くなる

階段のようにクリーナーを持ち上げる必要がある場所で活躍。ノズルを変えればさらに軽くなる

 

■エアブローが面白い!

さて、このトルネオVコードレスで興味深いのが「エアブロー」機能を搭載していること。あまり聞き慣れない機能だと思いますが、掃除機でゴミを吸うのではなく、風が排出され反対に“吹き飛ばす”わけです。アタッチメントの一つであるエアブローノズルを本体下部に装着。スイッチをオンにすれば、「ブオォォォォー!」。なにこれ楽しい!

 

主人公は「トルネオVコードレス」を装備した。掃除力が7上がった。「エアブロー」の呪文を覚えた

主人公は「トルネオVコードレス」を装備した。掃除力が7上がった。「エアブロー」の呪文を覚えた

 

しかしエアブローと聞いても、どこを掃除したらいいのか分からないのでお役立ちポイントを検証してみました。

 

1. 棚の上などの高所

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掃除の基本は部屋の上から。ということで、エアブローで棚やエアコンの上を吹き飛ばします。いわゆる昔でいうところの「はたき」の役割に近い。ほこりが飛ぶので、最後に床の掃除機がけをお忘れなく。

 

2. 狭い隙間

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冷蔵庫・ソファーの下など、動かすのが億劫な場所にエアブロー。ゴミが掃き出されたら、アタッチメントを変えて吸い取りましょう。洗濯機の周辺など、かなりやばい量のゴミが出てきました……。

 

3. ホコリをかぶった触りたくないモノ

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壁掛け時計、シーリングライトの中、ホコリだらけのオモチャといった“極力触りたくないもの”ってありますよね。雑巾を絞って掃除するのも面倒なものたち。これらはエアブローで一掃してあげると気分もスッキリ。ゴミが散ってもいい屋外でやりましょう。

 

4. 窓のサッシ

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外から飛来した砂ぼこりなどがたくさん積もっていることもあるサッシ。ここもエアブローの力で吹き飛ばすだけ!

 

5. 玄関

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靴についた砂などですぐに汚くなる玄関。ホウキの代わりにエアブローすれば隅までキレイに。ついでに靴の中なども。

 

6. キーボード

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これが便利! キーボードのすき間に落ちたゴミを吹き飛ばせます。食べ物のカスとか、いろいろ心当たりのある人もいるのでは?

と、こんな感じでエアブローの実力を試してみましたが、いかがでしたでしょうか。基本的には「ほうき」「はたき」の代わり、そして“汚くて触りたくない場所・物”に有効だということ。発売は9月下旬から。市場想定価格:7万5千円前後。

<その他の仕様・機能>
・ゴミ残しまセンサー:手元の「ゴミセンサー」ランプ点灯表示でゴミの有無が確認できる。
・吸引力の自動コントロール:「自動モード」「セーブモード」は、ゴミの有無に合わせて吸引力を自動でコントロール。
・連続運転時間:(自動)約8~20分間、(強)約8分間、(セーブ)約20~25分間
・充電時間:約5時間

東芝「クリーナー」>> http://www.toshiba.co.jp/living/cleaners/index_j.htm

 


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(取材・文/三宅隆)

みやけ・たかし

白物家電担当の&GP編集部員。白物以外にもデジタルガジェット、フィットネス、文房具、ロボット、PCその他と興味の幅は広い。幅だけ。仕事以外では主に格闘技とSF小説・映画へ脳のCPUを割いている。

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