機体が安定し、ドリンクから機内サービスがスタート。ハワイ線には、通常の飲み物だけでなく、JALオリジナルドリンク「スカイタイム ももとぶどう」をスパークリングワインで割った限定メニュー「スカイロワイヤル」もあるのをご存知でしょうか?
今回は、CAさんのおすすめでそちらをチョイス。果実感溢れる味わいにシュワっと爽やかなワインでゴクゴクいける飲みやすさ。ぜひ同路線搭乗の際にお試しを! ちゃっかりワインの「ボッテガ・ヴィーノ・ディ・ポエーティ プロセッコ」も一緒にいただきました(別の銘柄の場合もあり)。
ドリンクとともに配布されたおかきは、折り鶴イラストのパッケージ。亀田製菓製のあられがほどよく入っています。種類もいろいろ、カリカリ食感で飽きずに味わえるんです。
[1回めの食事]
続いて運ばれてきた機内食にも変化が。容器の一部がエコな素材になっていたんです。2023年1月より主菜用の容器と蓋が、森林資源に配慮された国際的な認証を取得した紙素材になったんだそう。
コロンと見た目も柔らかに、もちろん強度はそのまま。ヘラルボニーのアーティスト作品がデザインされたスリーブもオシャレ。また、小鉢の蓋にも“リサイクル100%”の文字が。さりげなく地球に優しい形へと進化しているんですね。
今回味わったのは「レフェルヴェソンス 生江シェフ監修メニュー」。実はハワイ線限定のメニューなんです。「お客さまに美味しい料理で元気になってほしい」という思いがこもった、季節の食材を活かした健康的なメニューなんだそう。深夜便でちょっと食事に気を遣うなんてシーンにまさにぴったりですよね。
◯和風ビーフシチュー
◯小柱とビーツのサワークリーム和え
◯フレッシュサラダ
◯苺とオーガニックアールグレイのムース
◯コーヒー、紅茶、緑茶
黒糖を使ってコクを出し、里芋で和テイストを出した「和風ビーフシチュー」は、頬張った瞬間に「本当に和風だ」と思わず声に出してしまう美味しさ。お野菜たっぷりで食べ応えもあるし、シチューのまろやかさで夜23時ながらペロリ。筆者がフルーツミールオンリー派になっていた間に、機内食はさらに美味しくなってました。
小鉢の「小柱とビーツのサワークリーム和え」はモキュモキュ食感の小柱に、ビーツのさっくり感と甘さで、お酒との相性も抜群。アルコール類はあまり飲まない方ですが、おつまみ感覚でちびちびと楽しむことができました。
ドームシェイプのデザート「苺とオーガニックアールグレイのムース」は、ふわっととろける口当たり。しっかりとアールグレイの風味が効いていて、ちょっぴり大人なデザート。中央にクリームとソース層があり、美味しさを底上げ。洋生菓子がフライト中に味わえるのは個人的にも嬉しかったです。
おすすめされたお味噌汁を追加でゴクリ。あったかい汁物があるだけで、機内食のおいしさも倍増するものですよね。
[2回めの食事]
1回めの食事のあと、すぐに朝食用に浅野屋のペイストリー「ふんわりブルーベリーミルク」と「午後の紅茶 ストレートティー」が渡されました。好みの時間に朝食が摂れるシステムはハワイ線あるある。こちらも馴染みのきゅっと絞るタイプのバッグから、100%植物由来のカネカ生分解性バイオポリマー・Green Planetを使った袋となっていました。
◯ペイストリー(浅野屋 ふんわりブルーベリーミルク)
◯紅茶(午後の紅茶 ストレートティー)
到着2時間前に朝焼けを眺めがらのんびりモグモグ。ブルーベリーの味わいと優しいミルクとのコンビネーションは絶品で、「日本に帰ったらお店で探してみよう」と心に決めたほど(帰国後、実店舗で似ている商品を発見)。2つのカラーの渦巻きパンは、厚み1cm以上と食べ応えも。あっという間に完食し、午後ティーで喉を潤したら、まもなく到着まであと少しとのアナウンスが聞こえてきました。
パッケージも含め機内食の進化も感じられて、しかも美味しいパンとの出会いもあった今回のフライト。これは帰りの機内食も期待大だな! と密かに楽しみになったのでした。
※機内食メニューは2024年1月のエコノミークラスものです
>> JAL
>> 世界の機内食案内
<取材・文/相川真由美>
相川真由美|エディター/ライター。ライフスタイル系雑誌の編集アシスタントを経て、IT系週刊誌・月刊誌で約10年以上編集者として刊行にたずさわる。現在は、フリーの編集記者として国内外のテーマパークやエンタメ、ならびに観光、航空関連の取材・インタビューを中心に執筆中。
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