端末デザインもボケ演出もまさにライカ!世界観を満喫できる「Leitz Phone 3」を使ってみた

約6.6インチの有機ELディスプレイを搭載し、本体サイズは約161×77×9.3mmで重さは約209g。スマホとしてはかなり重めですが、Leitz Phone 3がほぼカメラとして使われることを考えると、安定感のある重さはメリットと感じられます。

▲ずっしりとした重みがあるが、それによってカメラらしく感じられる

専用のケースとマグネット式のレンズキャップを同梱。ケースにも赤い「Leitz」ロゴがあり、ケースに入れてもライカのスマホであることを主張できます。

▲専用のケースとレンズキャップを同梱

▲ケースに入れてもライカを主張できる

 

■カメラの操作性もライカそのもの

背面上部に搭載されたメインカメラは1インチセンサー(約4720画素)を採用。F値は1.9で、焦点距離は19mm(35mm換算、以下同)。その左に、撮影時の光の状態を測定する14チャンネルのスペクトルセンサーを搭載する測距用カメラ(約190万画素)も備えています。

▲カメラを主張するデザイン

カメラアプリのUIは、前モデルから継承。シングルレンズですが、超広角(19mm)、広角(24mm)、望遠(50mm)に切り替えて撮影でき、デジタルズームは広角に対して最大6倍。デフォルトの広角で撮影する際は、撮影範囲がわかる「ブライトフレーム」という白い枠が表示されます(表示されないように設定変更することも可能)。ライカの音を再現したシャッター音は小さめで、飲食店などで撮影する際に気にならないのも魅力。

▲広角(24mm)での撮影時にはブライトフレームが表示される

▲超広角(19mm)で撮影

▲広角(24mm)で撮影

▲望遠(50mm/2倍ズーム)で撮影

 

■ライカらしく撮れる「LEITZ LOOKS」が進化!

実際に写真を撮ってみて、Leitz Phone 3の最大の魅力と感じられたのが「LEITZ LOOKS」。ライカらしい写真を撮影できるモードです。

Leitz Phone 3に搭載されているのはSUMMICRONレンズですが、レンズを交換する感覚で、「SUMMILUX 28mm」「SUMMILUX 35mm」「NOCTILUX 50mm」の3つのモードに切り替えて撮影できます。これは前モデルから搭載されている機能ですが、今回は、LEITZ LOOKSで撮影する際にも、F1.4からF8までの6段階の可変絞り機能が追加されました。LEITZ LOOKSでも、撮影者任意のボケのコントロールが可能になったわけです。

▲レンズを変える感覚でモードを切り替えられ、絞り値や色調フィルターも変えられる

さらに、LEITZ LOOKSで楽しめる色調フィルターにコントラストを強調する「ENHANCED」と鮮やかな「VIVID」が追加され、6つのフィルターを使い分けられるようになりました。

▲「SUMMILUX 28mm」モードの「ORIGINAL」で撮影

▲「MONOCHROME」で撮影

▲「CINEMA CLASSIC」で撮影

▲「CINEMA CONTEMPORARY」で撮影

▲「ENHANCED」で撮影

▲「VIVID」で撮影

Leitz Phone 3はデフォルトの「写真」でもきれいに写り、「マニュアル写真」モードでは、デジカメ同様の細かい撮影設定を行えます。しかし、ライカらしさを存分に味わうにはLEITZ LOOKSで撮影するのがおすすめ。LEITZ LOOKSで撮るだけで満足できること請け合いです。

▲「マニュアル写真」にはスマホの傾きを検知する機能も搭載(左)。多彩な撮影モードを備えている(右)

なお、フロントカメラは約1260万画素で、F値2.3、焦点距離は27mm。マニュアルでの設定も可能で、鮮明な画質で写りますが、LEITZ LOOKSには対応していません。

 

【次ページ】スマホとしてのスペックもかなりのもの

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