■明らかに膝への負担が減った感覚
まず驚いたのが、そのクッション性の良さ。柔らかいというよりも、バランスが良いとでも言うのでしょうか。柔らかさの中にしっかりとしたコシを感じます。なので、ふわふわとして歩きにくいといったこともなく、しっかり地面をグリップしながら歩けます。厚底ながら、普段履いているスニーカーに近い履き心地で違和感もなし。私のように「ハイテクシューズだから」と身構えている人がいたら、一旦試し履きして欲しい。
2日連続でアスファルトの上を2.5万歩ほど歩いてみましたが、クッション性のおかげか、膝に感じる負担が圧倒的に少なく感じました。これだけ歩いて膝が元気なのは初めて。さすがに足裏の疲労感や痛みはそれなりにありますが、普段のスニーカーと比べればかなりラク。厚底ってすげぇ!
■メッシュ生地でムレ知らず
長時間履いても、通気性がよくムレにくく快適というのも助かります。というのも、私事ですが元々足に汗をかきやすい体質で、普段のシューズでは半日も履いているとムレて不快。1日履きっぱなしだとそれはもう悲惨です。「それだったらサンダルを履けばいいじゃない」という声も聞こえてきそうですが、そうなると“常にサンダルだけ履いてるカジュアル過ぎるアラフォー”になってしまいます。
その点、「HOPARA 2」はアッパーがメッシュ素材、かかと部分がヒールストラップなので、通気性はかなりのもの。足裏にはムレを感じるものの、足全体を考えると快適です。しかもメッシュ素材もちょうどいい細かさで、つま先まで覆われていることも相まって、一見するとスニーカーのようなシンプルかつスマートなデザイン。
落ち着いたカラー展開なので、靴下着用でなら“万年サンダルカジュアルアラフォー”の印象もないことでしょう。実際に履いてみて思うに、サンダルではありますが、スニーカー寄りの使い方が「HOPARA 2」にはぴったりな気がします。ビジュアルはもちろん、フィット感もスニーカーに近い感覚ですし。
サイズ感については、いつものサイズかハーフサイズダウンで。私は足の甲が幅広で普段28cmのシューズを選んでいます。今回「HOPARA 2」も28cmをチョイス。実際の履き心地は足の甲はピッタリ、指先に少し余裕を感じるサイズ感でちょうどいい塩梅でした。もし指先までピッタリとしたフィット感を求めるならハーフサイズダウンでもいいかも。
最後に! 土踏まずがしっかりとした形状のインソールになっているので、扁平足気味の人は注意が必要かもしれません。大事なところなので、当たり前ですが必ずショップで試し履きを。
>> HOKA
<取材・文/山口健壱(&GP) 写真/逢坂聡>
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