■4つのカメラで幅広い撮影シーンをカバー
Xiaomi 14 Ultraの最大の魅力は、言うまでもなくカメラ。レンズにはライカの「VARIO-SUMMILUX」を採用。超広角、広角、2つの望遠(3.2倍と5倍)の計4つのカメラを搭載し、すべてが約5000万画素で、光学式手ブレ補正にも対応しています。メインの広角カメラにはソニー製の「LYT-900」という1インチセンサーを採用し、F1.63からF4.0の可変絞り機能も備えています。
実際に身近な景色や物を撮ってみたところ、オートの「写真」で、ただシャッターを押すだけでも、人に見せたくなるような写真が撮れました。明るい場所でナチュラルな色で撮れることはもちろん、暗い場所で撮っても黒つぶれが起きにくかったり、微妙な色の濃淡を表現してくれたり…。なお、色調は「Leicaバイブラント」「Leicaオーセンティック」の2つのスタイルから選べます。多彩なフィルターの中にもライカが監修したものがあり、ライカらしさを存分に楽しめる趣向です。
4つのカメラをシームレスに使えることも利点。画素を効率的に使う仕組みも併せて、35mm換算の焦点距離で12mmから240mmの範囲では、光学ズーム相当の鮮明な画質で撮影可能。また、動画撮影時もなめらかなズームが可能で、動く被写体を追尾しつつ、自動でズームイン・ズームアウトする機能も備えています。
デジタルズームは最大120倍。30倍くらいまでは、さほど劣化が気にならない画質で写るので、望遠撮影も積極的に楽しめます。高倍率ズームは、遠くにあるものを確認したいときにも重宝。倍率を60倍以上にすると、写したい対象をフレームに収めやすいガイドが表示されるのが便利でした。なお、2つの望遠カメラはマクロ撮影にも使えます。