横浜中華街に無数にある、大小の中華レストラン。このうち、ゆうに9割以上のコックが使っているという中華鍋があります。地元・横浜に工場を構える山田工業所の中華鍋です。
「山田工業所の中華鍋がなければ、横浜中華街の味や価格も今とは違うものになっているだろう」と言い換えることもできる、横浜中華街大貢献の中華鍋なのですが、一般にも販売されており、料理好きの間ではカリスマ視されるほどの人気です。
また、料理好きの有名なJポップアーティストが山田工業所に頼み込み「中華鍋コンサートグッズ」をオーダーするなど、その名はいわゆる食のプロや食通を飛び越え、一般にも知られるようにもなりました。
そんな山田工業所の中華鍋。どんな点が優れているのでしょうか。また、一般家庭で中華鍋を使っての料理は機会が限られているため、正しい使い方もイマイチよくわからないところ。そこで今回は山田工業所の工場を訪ね、3代目の山田憲治さん(以下、3代目・憲治さん)、2代目の山田豊明さん(2代目・豊明さん)に話を聞きました。
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