■すべての操作はアプリで行う
本体は約72.1×60×63mmで、所有しているクルマのシートベルトのバックルとほぼ同じ。コンパクトなボディには、レンズとバッテリー、microSDカードの挿入口、インジケーター、充電口があるのみで、操作はすべて専用アプリ「MUFU Video」で行います。
あらかじめ32GBのmicroSDカードが付属しているため、購入後すぐに使えますが、必ず初期化してから使いましましょう!
アプリ上ではリアルタイムで画像を確認できるので、録画しているものだと思い画像を確認したら、microSDカードの初期化を忘れて録画されていませんでした。microSDカードが未挿入/エラー/フォーマット未完了の場合、長い通知音が30秒ごとに1回鳴るのですが、取説を読んでいなかったので通知音の意味を知らなかったのが敗因です。
それはさておき、設置が完了すれば、クルマに乗るたびに本体をマウントに装着するだけ。横にスライドさせるだけなのであっという間ですが、差し込む際に強く押すとマウントが動いてしまいます。気になるときは、マウントに装着しアプリを立ち上げて、画面の角度調整調整はした方がいいでしょう。
Wi-Fiで接続しなくてもmicroSDカードには録画されますが、本体の傾きを確認する場合は接続する必要があります。
プレビューは全画面表示も可能。また、画面を上下180度に反転させられます。
リアカメラとして使うなど、ボディを反転して装着する際に重宝します。
また「動作検知」をオンにしておくと、振動を検知しない状態が3分経過すると自動で電源がオフになり、乗り降りのたびに取り外す必要はありません。
LEDインジケータは右から「録画ランプ」「充電ランプ」「バッテリー残量ランプ」で、録画ランプが青の点滅の状態が録画中になります。
■肝心な画質はどうなのか?
手軽でいいけど、肝心の画質はどうなのかが気になるところです。スペックは、200万画素カメラで1920×1080Pでフレームレートは27.5fps。保存はtsファイルです。
下の映像は画像をキャプチャしたものですが、全体的にきれいで看板の文字や電光掲示板の文字は読み取れます。
トンネルも試してみましたが、想像以上にきれい。入口付近はチカチカするものの、走っていくうちにホワイトバランスが整い、しっかりと録画できています。
暗いところから明るいところに一気に切り替わるトンネルの出口ですが、こちらもタイムラグなくきれいに切り替わります。
もちろん、本格的なドラレコと比べると画像の粗さは否めません。特に、対向車のナンバーは、すれ違うスピードによっては判別できないこともあります。
ただ、この価格で比べるのは公平さに欠けます。手軽に取り付けられるハードルの低さと、ドラレコが付いているという安心感を考えれば十分コスパは高くてお買い得。これまでドラレコを付けたくても付けられなかったクルマに乗っている人にとっては救世主かもしれません。しかも、もともとバイク用を改良したというだけあってIP66相当の防塵防水性も確保。オープンカーでも使えます。
しかもこのドラレコ、考えてみれば、アクションカメラのようなもの。今後はより解像度が高く、スペックアップしたアイテムが登場するでしょう。それまでこちらが活躍してくれること間違いなしです!
<文/澤村尚徳(&GP)>
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