富山の郷土料理、ご当地グルメの筆頭と言えば、なんと言っても「ますすし」です(『ますのすし』とも)。
江戸時代から地元に根付き、かの吉宗も賞賛したというその味わいは、上品ながらも一度食べたら忘れられなくなるほど。北陸エリアの主要駅のお土産コーナーや各地で開催される富山物産展などでよく売られているので、中には「富山には行ったことがないけれど、『ますすし』の味わいだけは知っている」という人も多いかと思います。
その「ますすし」の筆頭は、パッケージに「ます」の絵がダイナミックに描かれた「ますのすし本舗 源」ですが、実はこれ以外にも地元にはいくつものブランドがあり、富山県人の間では「好みごとに指定ブランドがある」という話もちらほら。
▲「とやマルシェ」内「越中鱒寿し富乃恵」の様子。地元の「ますすし」がいくつも販売されています
富山駅隣接の土産販売エリア「とやマルシェ」内には「越中鱒寿し富乃恵」という地元の「ますすし」ブランドをずらりラインナップするお店もあります。その数に圧倒される一方、県外の人間からすれば「どの『ますすし』を選ぶべきか」と、つい迷ってしまうのも正直なところ。
そこで今回は、富山に複数ある「ますすし」ブランドから4つをピックアップ。食べ比べしながら、それぞれの「ますすし」の個性に迫りつつご紹介します。
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