【アジア袋麺レシピ】
今回の調査内容:
韓国人の間では馴染み深い韓国風ジャージャー麺「チャパゲティ」。「辛ラーメン」で有名な農心のその味は果たして!?
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日本の冷やし中華がそうであるように、諸外国にも独自の考案が人気となり、定番麺として浸透したものがあります。韓国のチャパゲティはまさにそのひとつ。中華料理で言うところのジャージャー麺ですが、しかし食べ慣れない日本人には全く想像できないのも正直なところ。しかも今回いただく「農心 チャパゲティ」は、オリーブオイルを使用しているとのことで、韓国+西洋風な味わいなのか? とも思ってしまいます。
この「農心 チャパゲティ」、1984年から発売され今年で40周年を迎えるロングセラー商品で、韓国の袋麺市場では常に人気トップ10に入るほどの支持があるとも。
なかなか気になるこの味わい、さっそく調理していただいてみることにしましょう。
■茹でた麺とかやくを、一番最後にスープとオイルで和える
パッケージを開封すると、農心商品に多い丸型にまとめられた麺、そしてかやく、スープ、オイルの小袋が入っています。
そして、作り方は鍋に水をはり沸騰させた後、麺とかやくをまず4分半茹でます。茹で上がったら、ザルなどでお湯をきれいに切って、一番最後にスープとオイルを合えるという流れです。
茹でて和えただけでも十分美味しそうではありますが、今回は別途炒めたもやし、にんじん、ピーマンなどを和えていただくことにしました。
■韓国で40年愛され続けたその味わいはやはり美味すぎた
チャパゲティと野菜を和え、さらにその上に目玉焼きを乗せることにしました。
我ながら綺麗なビジュアルになったと思いますが、果たしてその味は?
さっそく口にしましたが、まず太めの縮れ麺が、コク深く甘辛い濃厚なスープとオイルをグッと持ち上げ、渾身一体の味わいに。コク深く程よくオイリーなこの麺だけでもかなりクセになる味わいですが、和えた野菜類のシャキシャキ感が良いアクセントになり食感も楽しい一品に。
また、このコク深い味わいに、目玉焼きもバッチリ合い、全体をまろやかに包み込んでくれる印象でした。まさにベストマッチのトッピングだと自負しました。これは美味しい!
■野菜と和えることで、大量に野菜を摂れる一品!
日本の市販焼きそばの多くと同じく、スープは粉末ですが、麺・かやく・オイルと和えることでこのように艶々の見た目となり、コク深い味わいを楽しめます。また、日本の焼きそばがそうであるように、野菜も多く摂れるのも特徴。今回は野菜類控えめでしたが、麺と1対1ほどの大量でも、美味しくいただけるように思いました。
まとめ:
さすが40年愛された味。麺・スープ・オリーブオイルが渾身一体となった完璧すぎる味わいは、野菜も大量に摂れる一品のように感じた。
さすが韓国で40年愛されれている味。日本人にはまだ馴染みが薄いものの、何かをきっかけに大ブレイクしそうな味だとも思いました。
ひいては、辛い系だけでない韓国料理、そして韓国袋麺の奥深さも感じることができ、実に楽しい体験でもありました。
チャパゲティの味わい、ぜひ一度味わってみてください。ヤミツキになることウケアイですよ!
<取材・文/中西ふみえ、松田義人(deco)>
松田義人|編集プロダクション・deco代表。趣味は旅行、酒、料理(調理・食べる)、キャンプ、温泉、クルマ・バイクなど。クルマ・バイクはちょっと足りないような小型のものが好き。台湾に詳しく『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)をはじめ著書多数
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