■カップラーメンよりも早く作ることができる!
マスコットキャラクターらしきイラストが描かれた鮮やかなオレンジ色のパッケージを開封すると、四角くまとめられた麺と、小袋が2つ入っています。小袋の1つは粉末スープで、もう1つは赤みがかったペースト状の調味油。原材料を見ると「豆板醤」や「唐辛子ソース」とあるので、それらの色だと思います。
作り方はいたって簡単で、鍋に350mlほどのお湯を沸騰させ、麺と小袋の中身全てを入れて2分煮込んで完成。たったこれだけですので、一般的なカップラーメンよりも早くできる寸法です。
これだけでも十分美味しそうですが、なんとなく彩りと野菜も欲しいと思い、茹で始めて30秒ほどでチンゲン菜もイン。一緒に煮込んで添えることにしました。
■スープの完成度の高さに驚愕!
最後に白髪ネギを添えて完成。台湾の繁華街などで漂う牛肉麺のスパイシーな香りが漂い、テンションが上がります。
さっそくいただくと、まず麺はいわゆるインスタント麺のそれですが、スープがかなりの本格派。辛味はまろやかである一方、ハーブやスパイスの複雑な味わいは台湾の店頭でいただくものとさほど大差ないように感じました。もちろんチンゲン菜との相性もバッチリ。あまりのスープの美味しさに、麺だけでなくご飯が欲しくなるほどでした。
■牛バラ肉を煮込めば、贅沢な牛肉麺にグレードアップ
なかなかクオリティの高い「台湾香辣牛肉湯麺」でした。
中華系・台湾系食材店でよく見かける麺ですが、1包装ごとのバラ売りは少なく、おおむね4〜5袋セットで販売されています。食べなれないアジアの袋麺のセットを前に「舌に合わなかったらどうしよう」と躊躇することがありますが、この「台湾香辣牛肉湯麺」に限ってはドンピシャ。むしろセットで購入し、常備していきたい袋麺だと思いました。
まとめ:
「台湾香辣牛肉湯麺」は台湾本国でいただく牛肉麺のスープを見事に再現していた。常備しておきたいほどの絶品麺だった!
また、このハイレベルの味わいをさらにアップさせるために、牛バラ肉を別途煮込んで添えたりするのもアリだと思いました。
台湾で牛肉麺を食べたことがある人はもちろん、食べたことがない人にも超オススメの「台湾香辣牛肉湯麺」。ぜひ一度食べてみてください!
<取材・文/中西ふみえ、松田義人(deco)>
松田義人|編集プロダクション・deco代表。趣味は旅行、酒、料理(調理・食べる)、キャンプ、温泉、クルマ・バイクなど。クルマ・バイクはちょっと足りないような小型のものが好き。台湾に詳しく『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)をはじめ著書多数
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