今回の例では、1週間の利用で
SIMフリーWi-Fi機器(2GB):約690円
レンタルWi-Fi(通常プラン1日250MB=7日1.75GB):5900円 ※保証金を付けると+3,500円
という結果になりました。
コスト面だけで見るとSIMフリーWi-Fi機器に軍配が上がりますが、実際に使ってみて感じた、それぞれのメリット/デメリットをまとめてみます。
●SIMフリーWi-Fi機器のメリット/デメリット
<メリット>
・国際ローミングやレンタルWi-Fiに比べて、とにかく安上がり。Wi-Fi機器さえ持っていれば、どこの国でも使える。
・プリペイド式なので、購入時に払った料金以上の請求がないので安心。
<デメリット>
・現地でプリペイドSIMカードを買うまではWi-Fiが使えない。時間のないときや、不便な場所では購入店を探すのが面倒になることも。
・プリペイドSIMカード購入や、接続の設定に慣れるまではちょっと大変。
●レンタルWi-Fiのメリット/デメリット
<メリット>
・日本でWi-Fi機器を借りてから行けるので、現地到着後すぐに使える。
・国際ローミングよりは安上がり。
<デメリット>
・SIMフリーWi-Fi機器に比べると割高。1日につき○○円というレンタル会社が多いので、日数が多いほどコストがかかる。
今回インドネシアで試してみましたが、国によってプリペイドSIMカードの価格相場も異なると思います。例えばハワイのSIMカード事情を調べてみると、同じ2GBでも3000円程度するようなので、よく判断してから使うのがおすすめです。
筆者の個人的な感想としては、韓国や台湾などの近場で2〜3日程度の滞在であればレンタルWi-Fiの方が手軽で便利だと思いました。
一方、一週間以上の旅行や長期滞在の場合は、SIMフリーWi-Fi機器の方が断然おトクでしょう。使いたい分だけプリペイドSIMカードを買い足せばよいので、明朗会計な点も安心。1年に何度も海外へ行く人は、SIMフリーWi-Fi機器を持っていると何かと活用できると思います。
渡航先や期間によって、自分に合った方法を探してみてください。
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(取材・文/大野麻里)
美術大学卒業後、出版社勤務を経て2006年よりフリーランス。雑誌や書籍、広告、ウェブなどで企画・編集・執筆を手がけている。得意ジャンルは住まいやインテリアなどの暮らしまわり、旅行、デザイン関係など。シンプルで機能的なものが好き。働く主婦の目線で執筆。