■取り回しやすく重さを感じない
セーバーソーとは、レシプロソー(こっちが主流?)とも呼ばれ、ブレードが自動で往復してさまざまな材料をカットする電動手のこ。
コード式とバッテリー式がありますが、いろいろなところで使うことを考えバッテリー式を選択しました。HiKOKIのモデルにしたのは、手持ちのバッテリーと充電器が利用できるから。コードレスの電動工具を選ぶ場合はバッテリーを共通化しないと効率が悪いので注意が必要です!
中には木工用と鉄工用のブレードが付属しており、バッテリーを装着すればすぐに使えます。ブレードの装着は簡単。安全のため、バッテリーを外し、スイッチロックボタンを押してから、ブレードホルダーを回し、ブレードを差し込むだけ。スパナやドライバーなどのツールは不要です。
サイズは、(バッテリー装着時でW354×H179×D84mmと手持ちのノコギリより若干短く、質量は2.0kg。2リットルのペットボトルを片手で持つと考えると、大変そうなイメージがありますが、全長が短く重心が手元にあるためバランスよく、重さをさほど感じることなく取り回しやすい印象です。
■一度使ったら手放せない便利さ
早速、切断していきます。切断能力は、軟鋼パイプが外径50mm、木材は厚さ50mmまで、軟鋼板は厚さ12mmまで。厚さ50mmの木材を手のこで切ろうと思ったらかなりの労力と時間。これをサクッと切れるのなら買った甲斐があるというもの。早速、使ってみると「おー、簡単!」軽く感動さえ覚えます。
ブレードを上下逆にも取り付けられるので、使えるシーンが広がります。
隣の家にかかりそうな枝を切ったら、それを今度は短くカットする作業。
みるみる切れるので、楽しくてつい切ってしまい細かくなりがちです。
そしてもうひとつ、密かにジグソー替わりに使えないかと期待していました。実はキャンプ用のテーブルを自作しており、脚の曲面を切るのにジグソーを欲しかったのですが、使う回数を考えると手がでない! ということで諦めていたのです。
今回は付属の木材あらびき用のブレードを使い、手で押さえただけなので上手くできたら儲けものと思っていましたが…そんなに上手くいくはずもなく。ブレードを変えて再チャレンジです。
逆に驚いたのは鉄パイプの切断。錆びた物干し竿を捨てたいのですが、こちらも長さ制限があり、これまで放置していたのです。ところがセーバーソーを使ったらあっという間。板厚が薄かったというのもありますが、スパッと想像以上の切れ味にびっくりしました。
想像以上に便利で、これから庭の枝切りやキャンプ時の薪切断、ゴミ出しとさまざまな用途に活躍すること間違いなし! 電動ドライバーとともに1台あると何かと重宝する電動工具のひとつだと言えます。
<文/澤村尚徳(&GP)>
【関連記事】
◆庭木の手入れにセーバーソーを導入したら取り回しやすく腕も疲れず!想像以上に作業が快適になりました
◆雑草が幅を利かす庭の手入れに新富士バーナー「草焼きバーナー」を活用したら雑草防除が簡単にできました
◆賢く揃えてトコトン楽しむ!DIY工具お手軽セレクト【趣味な男のホームセンター最優秀ギア】
- 1
- 2