【3ステップの簡単手順】少しの工夫でマルチツールでも「薪割」できます

■使用するギアはたったこれだけ

▲LEATHERMAN MUT

使用するギアはたったこれだけです。色んなマルチツールがありますが、ナイフとノコギリがついているマルチツールはかなり手に入りやすいものだと思います。
私のは15年くらい前に購入したモデルのレザーマンです。

■薪割り方法

【ステップ1】薪の左右にバトニングで溝を作る

▲90度に曲げて使うのがポイント

バトニングをする際のポイントは写真の様にナイフを90度に曲げた状態で行うことです。

この角度で左右に割れ目を入れて行きます。

ナイフを完全に開いた状態でバトニングをしても持ち手の部分は薪に食い込みません。

この写真の様にナイフを開いた状態ではだめです。

この写真で割っている薪はギリギリマルチツールでも刃が深くまで入りますが、もっと太い薪ですと、薪の直径に対し、端っこしか刃が届きません。なので、あえて、折り曲げて使っています。

【ステップ2】楔(くさび)を作る

自分の指で輪っかを作った時の大きさくらいの太さの枝を使用します。

その枝の先端をノコギリで尖らせます。

▲枝の先端をノコギリでカットし尖らせる

上の写真でおおよそ30度くらいかと思うのですが、可能な限り鋭角にしてください。

尖った方を先端として、反対側を綺麗にカットします。これはバトニングで叩きやすくするためのカットです。

これで楔(くさび)が完成です。

【ステップ3】薪を割る

あとは、先ほどマルチツールで作った割れ目に楔を打ち込めば、小さいマルチツールでも薪が割ます!

今回割った薪はすごく乾燥していて、かなり硬かったのでちょっと苦戦しました。

特に最初の方で楔が薪に入っていくまでが大変だったのです。野営で落ちている薪は湿気があるので割と簡単なのですが、キャンプ場などで購入する薪は結構硬いことが多いので、その場合は楔の先端をなるべく鋭利にして、さらに硬い枝を選ぶと良いと思います。

さて、いかがでしたでしょうか? コンパクトなマルチツールでも工夫次第で薪を割ることが可能なので、肉厚で大きいナイフや斧、専用のギアがなくても薪を割ることができます。一度試してみてくださいね。

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、年間数十泊の野営を行っている。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

 

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