500mlペットボトルなら立てて収納できるし、その上に保冷材を載せても余裕で蓋が閉まります。でも、900mlや1Lのペットボトルは残念ながらギリギリ蓋が閉まりません。ちょっと惜しい!
なので500mlよりも背が高いペットボトルは横倒しにする必要があります。通常のクーラーボックスでは上に載せた保冷材を避け、底のほうにあるペットボトルを取り出すのって結構面倒なんですが、「キャンパークーラー18L」のスゴイところは別売の保冷材「ブービーアイスパック」(1320円)を置く段がついていること!
取り外した「ブービーアイスパック」はもう一個に重ねておけるので素早く底に横たわるペットボトルを取り出せるんです。
それに2個の「ブービーアイスパック」で「キャンパークーラー18L」の開口部をぴったりカバーできるので、ある意味、冷蔵庫の透明カーテンみたいに庫内の冷気を逃がさない役割もあり。もちろん冷たい空気は下に流れるわけでこの組み合わせ、理に適っているんですね。
保冷力は公表されていませんが、最高気温37℃を記録した日に飲み物と氷を入れておいたところ、氷は夜まで半分以上残っていました。使い方によりますが、1泊2日なら十分。
なんてことない樹脂製クーラーボックスに見えるのに保冷力が高い秘密は蓋。ペラい蓋ではなくちゃんと断熱材入りの蓋だし、軽い力でぴっちり閉まるので冷たさをキープできるんです。
■技ありの蓋が使える
しかも蓋の裏には4つのドリンクホルダーを内蔵しています!
クーラーボックスをサイドテーブル替わりにすると、蓋を開け閉めするたびにカップを避ける必要があります。
これって結構面倒だしカップが滑り落ちそうになることもあるんですが、付属のドリンクホルダーを装着しておけば、カップを置いたまま開け閉め可能。ありそうでなかったこのアイデアに感服しちゃいます。
蓋を開くとフチに4カ所のくぼみがあり、そこにドリンクホルダーを差し込むだけ。当然ですが厚みがぴったりでホルダーがぐらつくことはありません。
ドリンクホルダーは「キャンパーマグカップ」がぴったり入るサイズ。ともすると抜き差ししづらくなるのですが底に足形がかわいく抜かれているので「置きづらい」「一度入ったら取り出しにくい」なんてこともなし。
写真ではちょっとわかりづらいですが、ハンドル付きなので片手でも持ち運べるし、親子でいっしょに運ぶなんてこともできるんです。余計な出っ張りがないのでクルマの荷室にも載せやすい。
かわいらしいルックスに注目しちゃう「キャンパークーラー18L」ですが、ソロキャンからファミキャン、そして今の季節なら花火大会や海水浴、BBQにフェスなどいろんなシーンで活躍する実力派クーラーです。
>> チャムス
<取材・文/大森弘恵 撮影協力/CHUMS>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。X
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