「縦型」×「厚底」ソフトクーラーは日常にも備えにも役立つスゴイやつだった

■どちらも2Lペットボトルを立てておける

効率よく保冷する「スーパーヒャド」シリーズ、その容量をチェック。

▲「スーパーヒャド30」のサイズ61×24×H60cm、「スーパーヒャド20」は45×22×H49cm

20QT(約18.6L)の「スーパーヒャド20」と30QT(約28.4L)の「スーパーヒャド30」で、ざっくりとソロは20、ファミリーなら30といったところですが、こうも暑いと飲み物の消費量がハンパないわけで、夏ならソロでも30があるといいかも。

ファミリーは30一択に思えますが、20を切り捨ててはダメ。

車種によりますが、20なら運転席脇のセンターコンソールボックスに載せて、家族みんなの飲み物やおやつを保管できるんですから。

「スーパーヒャド20」も「スーパーヒャド30」も2Lのペットボトルを立てて保管できます。取り出しやすいし一目瞭然。

ここで気になったのは小型の「スーパーヒャド20」。

食品と飲み物が少なくなった帰り道、2Lのペットボトルが倒れて食品を潰しちゃうのは困りもの。試しに2Lペットボトルを横に倒したところ底にぴったり収まる! 帰り道はペットボトルを倒し、その上に余った野菜やおみやげの食品を詰めておけるのがいいですね。

 

■カスタムしがいあり!

「スーパーヒャド」シリーズは細部へのこだわりもハンパなし。

「スーパーヒャド20」は正面にちょっとした小物を吊せるウェビングが装備されています。キーやLEDライトなんかを引っかけておくのが定番でしょうか。

▲「スーパーヒャド20」のウェビングに「カックリンワイプ」を装着しておくと使い勝手よし

ウェビングは同じ高さなので、ロープを通して、同じくオレゴニアンキャンパーの「カックリンワイプ」(1650円)を吊してみたんですが、これがめちゃ便利でした。

洗い物や水分の拭き取りに便利な「カックリンワイプ」も「スーパーヒャド20」もキッチンまわりで使うものだから、相性よし。使いたい時にすぐに手を伸ばせます。

それに「カックリンワイプ」はギアの汚れ落としにも使えるので、撤収時は最後の最後まで手元におきたいわけです。

「スーパーヒャド20」に取り付けておけば、“テントもファニチャーも泥だらけ。まだまだカックリンワイプを使いそうで、ワイプをしまい込むコンテナボックスをクルマに積めないよ…”というジレンマもありません。

今回はそのままロープを使って取り付けたけど、オレゴニアンキャンパーの「キッチンペーパーホルダー」(2970円)に入れるとスマートだし、「シェフズロール」(5280円)を取り付けてもよさそう。いろいろ夢が広がります。

一方、「スーパーヒャド30」にはウェビングが付いていませんが、10mmのロープハンドル付け根が輪っかになっているのでこれを利用して小物を吊り下げるといいかも。

ちなみに、「スーパーヒャド」シリーズはどちらもロゴにワッペンの貼り付け可能。スリット付きなので細いベルトを通して小さなポーチで拡張するなんてこともアリ。

 

■買い物にも役立つフェーズフリーなギア

「スーパーヒャド」シリーズはキャンプだけでなく日常の買い物にも使いやすいのがウリなんですが、じつは内側は防水加工を施した生地を高周波溶着していて、いざというときはバケツ替わりに水をためられる、フェーズフリーなギアでもあるんです。

「スーパーヒャド20」はショルダーストラップ、「スーパーヒャド30」は肩掛けOKのロープハンドル+下部ハンドルで、買い出しはもちろん、たっぷりの重い水を入れても持ち運びやすく設計されています。

断熱材の厚みだけに頼らず、効率よく保冷効果を高めた「スーパーヒャド」シリーズ。

薄くたためる仕様ですが、買い物やドライブにも使えてたたむ間なんてない頼もしいソフトクーラーに仕上がっています。

>> オレゴニアンキャンパー

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<取材・文/大森弘恵 撮影協力/オレゴニアンキャンパー>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。X

 

 

 

 

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